面白かったけど、やっぱまだ存命の人の映画化はいろいろ難しいのかな~とも思ってしまう。物語が駆け足で何が決定的な出来事なのか分からない。多方面に気を使った結果薄味になってしまってるような気がする。(ビニー信じる男でも同じようなことを思った)
パナマの人はロベルトのボクシングに自分たちの境遇を重ね合わせて熱狂したんだろうな。国を背負う、国の怒りと屈辱を背負う、彼のコンプレックスや屈折をもっと掘り下げてほしかったけど、これもやはり存命の人物となると難しいのかも知れない。
デニーロは手堅かったけどちょっと食い足りないというのが正直なところ・・。