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アイリッシュマンのyokoyoのネタバレレビュー・内容・結末

アイリッシュマン(2019年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

友達に勧められて観たが、想像したような名作ではなかった。

一人のアイリッシュマンの成長も物語でこの映画を理解した方がいいと思う。まずは主人公フランクがロソ(映画の最初でフランクの車を直してくれた方)に色々教育され、ギャングの作法を教えるパート。
そして、自分の親友みたいな存在のジミーと出会って、ジミーの仕事を手伝うパート。
次は、ロソの命令に従い、ジミーを自ら殺すということが、フランクの人生に対して“お別れ”の成長だろうと思った。
最後に、フランクが自分の娘に絶縁され、孤独な老後生活を送ることと、今だに自分自身が親友であるロソを殺したことを受け入れず、まだその親友に思いを馳せている。その毎日に困惑されている自分が忠誠心のせいなのか、他の人にこの秘密をバラず、ただ毎日神様に祈っていた。

親友を殺した罪から解放できず、自分の秘密は自分の忠誠心で他人にバレず。結局全て孤独、自責は自分が背負いながら、お墓まで歩いて行くことが真の孤独であり、フランクが受けるべき真の罰じゃないのかなと思った。
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