たいが

アイリッシュマンのたいがのネタバレレビュー・内容・結末

アイリッシュマン(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

裏社会で殺し屋として生きた男の半生を描いた作品。
物語の大半は政治や暴力が占めるけど、主人公フランクと娘ペギーの関係も重要。
実話を基にしているのに、この映画を観るための勉強が足りていなかった。
事前知識を充足させて上で臨めば、より楽しめたと思う。
長尺ではあるけど、飽きは来なかった。

一部の登場人物は初登場時に、名前と死因・没年が表記されるのだけど、そこでクスッとくる。
まともな死に方の人間がほとんどいない。

フランク達、裏の人間を見るペギーの目がただただ哀しい。
ただ、ジミーのことは気に入っていた。
それは殺しに手を付けていないから?

フランクが仕事を引き受け始めた頃の、川に銃を捨ててくシーンは好き。
テンポが良いし、それだけラッセルから仕事を任されたということが伺える。

ケネディ大統領の暗殺後、ジミーが国旗掲揚するところは性格が出てて良い。

ジミーとファット・トニーやラッセルによる、フランクを介した伝言ゲームが面白い。
これは流石にフランクが可哀想。

晩年は悲哀。
それに尽きる。
たいが

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