これは愛なのか、復讐なのか。
いや復讐だよね?ぜんぜん愛じゃないよね?何周かまわった愛なのかもしれないけど、そうだとしてもこんな愛はいやだ!
ちょっと髪型やメイクを変えるだけで、現在と過去をきっちり演じわけているエイミー・アダムスもすごいし、トム・フォードだから当然なのかもしれないけど、ちりばめられたファッションやインテリアやアートがいちいちスタイリッシュでかっこいい。(オープニングはちょっとどうしようかとおもったけど)
現在と過去と小説世界とがみごとにいりくんで交差して、とくに小説世界は最初からいやな予感しかなく、すごくいやなことが起こりそう、きっと起こるよね、という胃にくる緊張感がすごかった。
別れた夫から、こんな小説を捧げられたくないなあと心底おもいました。