ききさんの映画レビュー・感想・評価

きき

きき

2016年からの、映画館でみた映画の記録。

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レザーフェイス―悪魔のいけにえ(2017年製作の映画)

3.5

「悪魔のいけにえ」いっこもみたことないのに、なぜかみにいってしまった。痛いところはものすごく薄目にして、がんばってぼんやりみました。
ジェドが誰だかはっきりさせない展開はおもしろかったんですけれども。
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娼年(2018年製作の映画)

3.5

笑ってはいけないAV男優だった。これはこれでそういうものだとおもって楽しむ映画なのかもしれないけど、女性目線のセックス監修とか入ったらまたちがったんじゃないかなあとおもう。
松坂桃李も桜井ユキもまった
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.5

吹替版でみた。千葉雄大と千葉繁の千葉無双映画だった。
「孤狼の血」でいうと、ピーター=江口洋介(若頭)、カトンテール=中村倫也(鉄砲玉)、マグレガーさん=松坂桃李(潔癖でキレるとやばい若者)みたいな話
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モーリス(1987年製作の映画)

3.5

無修正版リバイバルで。
モーリスのちょっと鈍感でおばかさんだけど憎めないところとか、さいしょ否定的だったわりにはどんどん自分からぐいぐいのめり込んでいくさまとか、後先考えずに自分の感情のおもむくままに
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.5

一瞬しか映らないけど江口洋介の煙草に火をつける中村倫也がどエロい。ちょうエロい。殴ったりちぎったり打ったり撃ったり電話ボックスにかわいく座りこんでたり、そんなに出番が多かったわけでもないが大暴れしてい>>続きを読む

ラブレス(2017年製作の映画)

4.0

本当にラブがレスだった。愛なんてどこにもなくて、ふたりはそれをまるで気にしていないし、もしかしたら気づいてさえいなかった。どうしてこうなってしまったんだろう?という不満だけが充満していて、冷たく無機質>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.0

スタイリッシュなシニカルさで、脇が甘いゆえに思わぬほうへ人生がころがっていってしまうさまがおもしろかった。
線引きの話なんだとおもうけど、ここまではOKでしょ?という線引きがいいかげんだと四方八方から
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ラッキー(2017年製作の映画)

4.0

孤独と独り暮らしはちがう。嫌われるのと、自分の領域になるべく他者を立ち入らせないようにするのもきっとちがう。
アメリカ映画でふと退役軍人が語りだす、戦渦の沖縄での記憶にゆさぶられてしまうのは私が日本人
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ラジオ・コバニ(2016年製作の映画)

3.5

ディロバン・キコさんの心地よく快活な語りにのせて、凄惨な紛争の傷痕がさらりと映しだされていくのがものすごく衝撃的だった。白くてきれいな街並みの空撮も、近づくとほとんどの建物が破壊されている。戦争を知ら>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.5

この物語は男子たちだけど、女子たちでもなりたつし、男女でもなりたつ話。みんなそれぞれ自由奔放で、また自由奔放でいることが許されていて、すがすがしいほどの「主人公感」がまぶしい。
あ、これシンジくんだっ
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

ほんとにおもしろくて、金田バイクとか心の底からわくわくしたしガンダム扱いよすぎるし森崎ウィンくんには今後ぜひ活躍してほしいし、ヘレンはちょっとシンガーのAIっぽかったし、サマンサちょうかわいいけど、で>>続きを読む

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

4.0

この映画に「HAPPY END」というタイトルをつけるハネケさんのセンスのよさ。ポスターもすばらしいなとおもう。
どこかできいたことある話だなと思ったら、やはり日本の実際の事件がインスピレーションにな
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サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

3.5

わりとみんなやっていることがいろいろ雑なので(ストーリー的には緻密に計算された雑さ)、ものすごく雑にものごとが積み重なっていく。
あんなふうに雑に本性むきだしにすらなら、なんでふだん仮面かぶって体裁
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ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

3.5

邦題になっているラッカのジャーナリスト集団の名前がすべてを物語っていて、そんな状況のなか「発信すること」を選んだ彼らが、苦しみ葛藤しながらも発信しつづける姿をしずかにたんたんと映すドキュメンタリー。>>続きを読む

blank13(2017年製作の映画)

3.5

すごくおもしろかったし、映像の撮りかたかっこいいなあとおもうところもあったけど、やっぱり役者さんの力量に頼りすぎてる感もあり。斎藤工の勝利というより佐藤二朗さんの勝利っていうか。
そして松岡茉優に伊藤
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.0

自分の信念をつらぬき闘うってこういうことなんだろうなあ、と思った(その信念が正しいとかまちがっているとか共感できるものかどうかはべつとして)。
戦争とは度をこした狂乱だと改めて思う。直接的にではないけ
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BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

4.0

エイズ活動家団体ACT UPの少々強引な抗議行動にはちょっと疑問を感じるっていうか、いやほかに方法があるのでは!とおもう部分もあるんだけど、それでも彼らなりの危機感や必死さ、彼らなりに公平であろうとす>>続きを読む

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.5

こんなコリン・ファレルには気をつけろ!みたいな映画(たぶんちがう)。砲撃がきこえて敵兵がうろうろしているといわれている戦時中に、いちばん幼い女の子をひとりで外にいかせるのはどうなの、とはおもいました。>>続きを読む

女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.0

みていてずっと息苦しかった。決断は二度だけじゃなくって何度かあったようにおもえ、そのゆらぎをあまりにも切実にダイアン・クルーガーが全身でみせてくるので、ただただくるしい。被害者遺族と加害者家族の距離感>>続きを読む

At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

4.0

ワンシチュエーションの会話劇だけでここまでおもしろい映画がつくれるのほんとすごい。平岩紙の平均よりものすごく白くて平均よりちょっとだけきれいな、そしてそれをじゅうぶん自覚している人っぷりが絶妙で、石橋>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

4.0

くよくよしない、みんなポジティブなエヴァンゲリオンって感じで、わくわく感はやっぱりどうしても前作を超えられてないのはたしかでしたが、それはそれとして楽しめました。
トーキョーと富士山が妙に近かったのは
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サファリ(2016年製作の映画)

3.0

淡々としたドキュメンタリーではあるんだけど、さしこまれるイメージショットには、ちょっと演出過剰なんじゃないかなあ、と思うところもあった。倫理的にちょっとそれどうなんだろうと思うことでも、自分勝手な解釈>>続きを読む

クソ野郎と美しき世界(2018年製作の映画)

3.5

「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」のいろんな含蓄をスマートに表現してる感じすごいな!と思ったし、新しい地図のプロパガンダ映像としてはすばらしかったと思うけど、映画としておもしろかったかというと、いやそれほどお>>続きを読む

欲望の翼(1990年製作の映画)

3.5

あの世紀末感あふれる退廃的なチープなかっこよさがすごく好きだし、すごくなつかしく、アンディ・ラウのハーフパンツ警察官に激しく萌え、レスリー・チャンをスクリーンでひさしぶりにみて今こそ「男たちの挽歌」を>>続きを読む

犬猿(2017年製作の映画)

4.0

意外と想定外のことはあんまり起こらない。でもぱっとしない兄弟姉妹の日常なんてこんなもんだろうな、とはおもう。
オープニングでやられた。
ノーチェンジのタクジかっこよすぎ。
窪田正孝はぱっとしない卑屈で
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

一家のどこまでも利己的な、つめたく非道な感じがおそろしい。自分が元凶のくせに、弱さ全開で自分で決断できずになんかもうやけっぱちな感じで他者に恐怖をおしつけて解決しようとするのもおそろしい。マーティン少>>続きを読む

ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.5

「RAW 少女のめざめ」もそうだったけど、少女はおとなになろうとして肉を喰らうのか、少女のままでいたいがために肉を喰らうのか。容赦なくグロテスクでチープで破滅的な世界観がすごくよかった。シルバーのふん>>続きを読む

霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

4.0

韓英恵さんが指を動かして「とっとっとって2、3歩動いたんです」って話すところが本当にこわった。情景がリアルに浮かんで、いまでもこわい。
結末には、正直ものすごく面喰らったけど、これは革命なのだとおもえ
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アイスと雨音(2017年製作の映画)

4.0

森田想ちゃんのファニーフェイスがとてもかわいくて、いつまでもみていたい感じ。あの、ちょっとだらしない感じがとてもいい。
役者さんたちが、ほんとうにスイッチを押しているみたいにカチリとオンとオフを切り替
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.5

「盾で樽になってとんでけ大作戦」はほんとうに最高でした(ちゃんと失敗しているチームもいてそれがまたいい)。
それにしても母親というものは弱くて強く、強くて弱いなあ、と考えさせられる部分も。
しかし女性
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.5

いやほんとうに全体的なテンションの高さがもうおもしろくておもしろくてしょうがなくて、鑑賞中の多幸感がものすごい。
戦闘シーンはベルセルクのドルドレイ攻略みたいだったし、音楽はところどころAKIRAっぽ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.5

衣裳とか唄とかダンスとかみているかぎりにはとんでもない完成度でほんとすごいなあとおもうけど、なんていうか物語としてのうわすべり感がやっぱりどうしても気になってしまう。
それにしても、グレイテストなのは
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.5

美しくファンタジックなミュージカルであるのに、中年女子のいろいろがいちいちなまなましいので、そこはもう少しオブラートにつつんでくれないかな!と同じ中年女子としてはおもうところもありますが。
でも夢のな
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サーミの血(2016年製作の映画)

4.0

年老いた彼女のまなざしがとても印象的で、映画のなかでしずかに淡々と語られる少女時代ももちろんやるせないのだが、その後の人生のほうがもっともっと過酷だったのではないだろうか、とものすごく自然に余白を想像>>続きを読む

ハートストーン(2016年製作の映画)

4.0

些細なできごとばかりではあるのだが、いやそれ思春期のこどもがいちばんやりたくないヤラカシでは・・・いやそれ思春期のこどもがいちばん見られたくないものでは・・・いやそれ思春期のこともがいちばん言われたく>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.0

少女という生きものの愛しさと切なさと心強さと残虐さを堪能できる映画。
空気がよめず新しい環境になじめない、バランスを乱しがちな思春期女子のこじらせダイアリーでもあるようにおもえる。「勝手にふるえてろ」
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