一つ一つの場面が洗練されていて美しい映画だった。流石トム・フォード。
全体に暗く落ち着いた色合いの静かな雰囲気で進行していくけれど夜明けのハイウェイの空は目が覚める程に色鮮やかで、真っ赤なソファに横たわる真っ白な遺体すら不謹慎にも美しいと溜息が零れる。
後、同じくトム・フォード監督作の「シングルマン」を観た時も思ったけど、この人の描く"男"は本当に良い。多分監督そこだけ描きたいんじゃないかと思う程に魅力的。
過去を背負い、繊細で何処か陰のある憂いに満ちた表情を見せる大人の男。男女問わず惹き付けられるその色気。
最高です監督👍👍👍
13年前に別れた元夫から主人公に送られた物語。その真意は映画の結末と併せて意味深に綴られていて、観る人の想像に任せるスタイル。嫌いじゃない。
ポスターに載ってる様に愛か、復讐か、と考えると私は復讐だと思う。
愛した女性(君)を失って夫は自分の弱さを嘆く。それでも時と共に自分も変わり、過去を乗り越え、君を愛した男は死んだ。
まんまだけどそんな意味だと私は思っている。
やっぱジェイク・ギレンホール良いな~。