他国の良い政策や文化を取り上げ、アメリカに持ち帰ろう!
ムーア監督がヨーロッパを冒険に旅立つぞ!
欧州の社会保障充実というものが、各国の教養レベルの高さの上に成り立っていることがよく分かる作品
特にノルウェーの犯罪者に対する寛容さの精神には驚かされる。
ドイツにおいても、過去の歴史への反省など倫理的な認識が深い。
同じように日本人は、犯罪者に寛容になり、歴史の反省を国際社会に発信できるだろうか?
どこをどう反省すべきかは、一筋縄でいけませんがね…
そしてアメリカは、ヨーロッパと比べてどうだろうか、というのが今作の軸になっている。
アメリカ追従傾向の日本はどうだろう?
安全保障の話も平行線でいつの間にか終息し、経済格差も徐々に開いてきている。
その是非を考えるには、私の脳ミソは小さいですが、考えるきっかけにはなりますよ!
経済力がいくら上でも教養面が低いのでは、十分な先進国にはなれない。
あらゆる問いかけが詰まっており、今回も非常に考えさせられる作品でした( ˙-˙ )