ちあぼん

22年目の記憶のちあぼんのネタバレレビュー・内容・結末

22年目の記憶(2014年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

ラスト、訳もわからなく泣いた。

が、(帰ってから調べた)観ながら、ソングンに演技指導する教授が、絶対「殺人者の記憶法」の詩の先生だと思って、おかしくてしょうがなかった。笑

息子テシク役のパク・ヘイルさんは、時々すっごくソル・ギョングさんに似て見えて、本当に親子みたいに思えてきた。

ポスターになってる写真は、絶対にゲイリー・オールドマンの「ウィンストン・チャーチル」を意識してるとしか思えず、でも「韓国のゲイリー・オールドマンはソル・ギョングです」と言われても納得なので、まさかこういう展開とは思わなかった!
でも、顔はソル・ギョングさんのままなので、金日成には似てないのだけど、本番の時の演技はさすがすごかった。

内容としては、2018年に南北会談があったばかりだから、あえてのこの内容なのか?(製作は2014年だったそうだ。やっぱりあえての今の日本公開なのか。でも、そうするとポスターはチャーチルより早い?)
観ている間、ずっと気になっていたけど、やはり1994年の会談は、金日成の死去により中止になっているらしい。

設定はわかっていたはずなのに、全く予想外の展開で、何故か最後に泣かされるという予想を上回る映画だった。
タイトルは原題の「私の独裁者」で良かったんではないかな。「22年目の」って言う映画も他にあるし、「記憶」は「殺人者の記憶法」から取ってるような…。
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