沈黙のミュージカル

その題名の通り、ミュージカル映画だった
インド映画のそれと言うより、欧米とかのミュージカル映画みたい

いつも笑顔で純粋な夫婦は共に耳が聞こえず喋れないが、生まれてきた子供達は聞こえ、喋れる
この親子の愛と喜びと悲しみと苦しみ、歩いてゆく道を、なんと危篤状態の娘が語るという構成の作品

バンサリさんの監督デビュー作らしいんだけど、もっとやりたいこと沢山あったのかもしれないな
動く絵画に仕上げる手法は既に見られる

マニーシャさんが見惚れる美しさ！
アクション俳優じゃなく、まだロマンス俳優だったサルマンさんの色気もたっぷり

• #インド映画
• #細いサルーさん

｢ミモラ｣や｢パドマーワト｣のバンサーリー監督の処女作。処女作で既にこの濃密な描写は才能を感じます。
主人公の少女アニーの両親は共に耳が聞こえなくて、彼女は祖母から音楽の楽しさを教えられる。けれど貧しい家庭でピアノを売らなければいけなくなり音楽を楽しめなくなる…成人したアニーはラージという作曲家の青年に出会い、ふと彼に自分の歌声を聴かれる。ラージに歌声を気に入られたアニーは歌手として活動することに。音楽から遠ざかっていた今までの運命が変わっていく。恋仲になる2人だったが、アニーの心は耳の聞こえぬ両親と自分の夢の間で揺れ動いていた…
とまあこんなあらすじです。
アニー役のマニーシャ・コイララは私の大好きな女優さんなのですが、この映画ではさらに魅力を振り撒いていてイチオシです。彼女の可憐で儚げな雰囲気はシリアスなストーリーとよく合います。
ラージ役は三大カーンのひとりであるサルマーン・カーン。若い頃の彼はキュートでハツラツとした爽やか王子様みたいな雰囲気。今とは違った魅力があるのでぜひ観てほしいです。