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20センチュリー・ウーマンのmacotoのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
4.1
母には母の価値観があり、人生があり、愛していても息子のことを理解できない時もある。
思春期の息子とどう接していいか考えあぐね、住民たちに息子を良い方向に導いてくれるよう頼むが、住民たちが教えるのは夜の世界だったり、パンクだったり。

住民たちと母子との関係性が面白く、彼らとの対話は興味深い。

最後は、「母さんがいてくれればいい」と、素直に口にした息子のコトバに、ようやく解けた母と息子のすれ違いだったが、
そんな時期も人生の中の一端に過ぎないのだなと思わせる終わり方だった。
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