つるばみ色の秋津凡夫

20センチュリー・ウーマンのつるばみ色の秋津凡夫のレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
2.1
清い濁り

気取らない音楽に好感が持てた。
ただ現実と非現実との間の様な家族である為、人間同士の交錯・別離までぼんやりとしている。
清濁併せ呑む度量が豊かな人格を形成する事に異論は無いが、これが愛ある育て方とは思えない。

フェミニストとは、女性に寄り添う男性では無く、女性がこうあるべきと願う男性像なのではないか。
そう思わせる程、身勝手で能天気な物語だ。