ホームシック
麻薬密輸の罪を省みず、正義は慈悲はと被害者面で罪を重ね続ける。
世界最高の国民である我等が、異国の蛮族共に権利を侵されるという思い上がりが招いた結果に過ぎない。
社会的に悪影響を与える>>続きを読む
架空都市
キャラクターの愛らしさを引き換えに諸々の映画的要素を犠牲にしている。
愚者
今回の事件には御都合主義が味方しなければ解けない箇所がある。
それに加え、人物描写はチープなままであるので、鎮魂歌を除いてオリエント急行に劣る。
奈落の香り
演出面が壊滅的だが、ペーソスはある。
もう少し人物描写に力を入れて欲しい。
決別
内にも外にも生き続ける理由を見つけられず、耐え忍ぶ事もやり過ごす方法も見出せない。
サナトリウム
宝箱にしまった思い出を掘り起こす構成であるからペーソスに満ちているが、万国共通の認識ではない。
味わい深く、しかし空鳴りの声明。
大味
体制側の描き方がチープである事以外は娯楽として楽しめた。
ポエジーは無い。
氷解
物語が始まる長い一瞬を描き、後は天に任せている。
ハバナの便り
ユーモラスな娯楽作だが、孤独に料理に向き合う瞬間を越えはしない。
橋渡し
たった一つの綱渡りだけで映画にはならないが、それでも迫真の探究が迫り来る。
境界
今年ベスト級の力強さだが、家族関係が気持ち悪いままなので、あみ子の将来に対する不安が拭えなかった。
黄昏時
死に様は見せず、アメリカ文法で描かれているが、階段を上るシーンを筆頭に画面が素晴らしい。
流星群
目紛しくスーパースター達が流れて行く。
ただそれだけの贅沢な時間。
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抵抗
その笛の音は、幻のロックスターの歌により掻き消される。
冬にぴったりの張り詰めた歌により。