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20センチュリー・ウーマンのPOPCORNのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
3.8
クスクス笑えて、ジワジワと泣けるそんなお話。

サンタバーバラ 1979年が舞台。
息子ジェイミーと母親ドロシーが20年後の現在から1979年の過去を回想し、平行して2つの時代を描いた作品です。
映像化しているのは、ひと夏を5人で過ごした1979年のみなので、不思議な錯覚を起こす。
あれ?これはどっちの時代設定だったっけ。
今作の1979年には古臭さを感じないのは、母親愛をフィーチャーしているから。
おのずと今も昔も色褪せて見えない。
で、根幹はシングルマザーの思春期の息子への子育てのお悩みなわけで…。20世紀を生き抜いた母親の逞しさや、豪快さ、そして切なさみたいなものも詰まった人だからやっばり魅力的です。

主人公母ドロシーは、〝息子を良い男〟育てるべく、2人の女性に協力を仰ぐ。この2人も癖のある人たちであって、様々な展開を見せることになるですが…
母親ドロシーの深い愛情が滲み出て、ラスト心地いい高揚感に誘ってくれます。
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