TakashiFukumoto

20センチュリー・ウーマンのTakashiFukumotoのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
4.0
観終わった後にタイトルがしっくりくる。この時代の空気感をストーリーを介して忠実に描写してるのが最高。
大人は経済不安と脱力感の中で少しの幸せを求め、若者は音楽とダンスと恋にエネルギーを全力で使うそんなギャップある1970年代。思春期を迎える子供ジェイミーと、女を忘れかけてしまっていた自分にふと気付く母親の切なくも人間の強さを感じさせる人生設定がいいね。
台詞は少ないがそれでも全員の気持ちがちゃんと伝わる構成がいい。赤毛のアビーの存在がストーリーをクールに引き立ててくれてて良かった。