ユロ

世界の涯てにのユロのレビュー・感想・評価

世界の涯てに(1936年製作の映画)
5.0
オーストラリアへ出航する船の幻想的な映像はまるで溝口の作品を見ているかのようだ。流刑の絵からのディゾルブカットによる空間の移動など、映像や編集に仕掛けやこだわりを感じる箇所が多かった。
お互いが信じ合っているのにことごとくタイミングが合わない。
最後、苦しみを受け止めてそれでも生きなければいけないという決意の顔が人生の残酷さを物語っている。
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