死刑囚の死に涙する人は何人いるだろう。
多くの人は、死刑囚とは関わりのない人生を送っている。
しかし執行に携わる刑務官や牧師など、その死と向き合わなければいけない人たちがいる。
アメリカは執行の日を宣告されるのか。
「僕はキリスト教徒だから、天国を信じている」
あたしはこれが分からない。
なぜ神を信じていて、人を殺すことが出来るのか。
映像の映し方が、感情を煽るような、答えを押し付けられている感じで嫌だった。
どちらの側でもなく、もっと事実を淡々と伝えて欲しかった。
これは主観が入りすぎている。
結局被害者の家族も殺人罪やドラッグで捕まっていて、なんか冷めた目で見てしまう。
正直者は一人もいない。
いや期待していたのは、色んな死刑囚の最後の言葉であったり、後悔の念を聞きたかったんだけど、1つのケースを辿るドキュメンタリーとは思わなかった。
死刑囚の父親が、自らも刑務所で息子のことを語るのが、「コイツは何言ってんだ??」ってなったし、インタビュアー(監督?)も、死刑を免れた息子のことを「誇らしいでしょう」と。
ちょっと意味分かんない。
死刑囚の妻は、夫との馴れ初めを嬉しそうに語り始める。
もう勝手にやってくれ。
お前らが神の名を口にするな。
死刑の賛否については分からない。
被害者か、加害者の関係者かによって意見が変わるかもしれない。
しかし死刑を執行するにあたって、死刑囚への殺人の罪を背負う人がいることも忘れてはならない。