鰹よろし

黒崎くんの言いなりになんてならないの鰹よろしのレビュー・感想・評価

2.1
 白王子と黒悪魔というキャラを最初に結びつけた演出は、小松菜奈を介した間接キッス。これはシャレていた。しかしそういったただ魅せる演出にこだわる分ところどころ設定が粗すぎる。

 黒崎くんの細かいという設定。これを小松菜奈に対してだけでなく各所で活かしてほしかった。例えば、最後のバスケのシーン。彼らは汗まみれになりながら、汗をそこら中に飛ばしながら死闘を繰り広げる。

 はてさてその舞台とはどんなものだったのか。体育館なわけだが・・・、体育館とは使用する者たちで管理がされているわけである。雑には掃除だ。バスケの勝負において、小松菜奈だけでなくモップがけも罰ゲーム要素として組み込めばいい。そして黒崎くんからの提案として見せればいい。ただそれだけで黒崎くんという存在の在り方が変わってくるのに。

 体育館はこれから部活動等で使用されるのかもしれない。はたまたもう活動は終わり、掃除がされた後だったのかもしれない。ここは一切考慮されないわけである。彼らの世界では。これが細かいと言えるのか?

 細かいところをもっと気にしてほしい。恋は盲目で片づけたくはない。
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