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レディ・バードのnamのネタバレレビュー・内容・結末

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

親が決めた名前ではなく
"自分で決めた名前"を名乗るという強い反抗心を持ち、母親との口論の車内に耐えれず車を飛び降りる破天荒ぶりのレディバード。
なのに好きな人出来るとお花畑で、ステータス気にしまくって人気者に媚びるし家も嘘つくしめちゃくちゃ弱気。
その二面性がティーンエイジャーを映し出しているのだった。

大自然のド田舎って訳でもなく
大都会ってほどでもない
そんな中途半端な田舎で
漠然と「大都市に出る!」ってキモチは
同じような地元で育ったからすごいわかる。

そこでは特別何かある訳ではないけど
別に田舎でもないし、みんなその土地で結婚して暮らして行きたいと思ってるなんて。って。

そして"初体験"が、みんながみんな特別じゃなかったって、映画で魅せてくれると心安らぐ人もいるはず。
大恋愛して運命の人ってのも面白いけど
それは一方的な勘違いなんてこと
恋愛に置いては特によくある。
それを主役にさせるとはなんとも尖った映画ではあった。

ティモシー・シャラメは色んな映画で色んな役しすぎよ。ほんとかっこいいよな。
んで、ビーニーの学校内では冴えないけどしっかり意志のある役良かったし
で、ダニー役ルーカス・ヘッジズ
ここ数年いい映画に出過ぎや。
とりあえずダニー役として
すごい良かったー
レディバード目線で見てるから最初おいおい嫌な奴かよってただの悪者で終わりそうやったけど
こいつもこの田舎町から飛びたって幸せになってほしいなって思った。

とりあえず、レディバードが今後何を目指していくのか、人生これからって感じやけど
いつか母の偉大さを抱いて成長出来ていれば。
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