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レディ・バードのthe1997のネタバレレビュー・内容・結末

レディ・バード(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

2017年に発表された映画の中でもかなり高い評価を得ており、『Rotten Tomatoes』の批評家の支持率100%を叩き出した今作の監督は『ストーリー•オブ•マイライフ/わたしの若草物語』や個人的に観たい映画リストに入っている『Barbie』などのグレタ•ガーウィグが務める
主演は『ストーリー•オブ•マイライフ/わたしの若草物語』でも主演を務めたシアーシャ•ロナンとティモシー•シャラメ

カルフォルニアのサクラメントに位置するカトリック学校に通うレディ•バードことクリスティンは街から出てNYの大学に通うことを夢見る、大学への進路や交友関係に恋人、そして家族との距離感、彼女は悩みながら少しずつ前を向いて進んでいく

多感な思春期にぶつかる考えうるありとあらゆる壁にぶつかるクリスティンにこちらも同情せざるを得ないようなストーリー、母の直接的ではないが真意が嫌というほど伝わる口論や周りとの貧富の差と多様性の違い、脆くも美しい友情、恋焦がれることによる世界の見え方、それにより大切な何かを後回しにしてしまう自分、大人になることの難しさ、全部詰まってる(笑)それでいて彼女の等身大な気持ちや言動には共感できないことも多いが、納得するし理解したい、母からの手紙のシーンは泣ける、、
グレタ•ガーウィグ監督のラストは受け取り側に委ねるような作りになっているなって2作観て思った、ラストのクリスティンの電話シーンからの何とも言えないあの表情が頭にこびり付いてるんだよな
毎度毎度シアーシャ•ローナンとティミーのヴィジュアルがぶっちぎってて、劇中でのクリスティンの首飾りがやけに目に焼き付いてる!
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