レディ・バードのやっちんのレビュー・感想・評価

1時半程の尺ながらヒロインの一年あまりを女性監督ならではの細やかな目線で丁寧に撮られており非常に作品に共感を得た。
小品ながら各賞にこのような作品が取り上げられるのはアメリカ映画界の良心を感じる。
両親が旅立つ娘を空港に見送るシーンは
導入曲の歌詞とリンクして深い感銘を受ける場面であった。
一見良くあるシーンであるが、本作においては特に女性演者達の等身大の内面を醸し出す演技の構築によるものからだろう。