『もし、今のわたしが"最高"だったら？』
片田舎で退屈な日々を過ごすクリスティン（自称：レディ・バード）。
進学先はどうしても都会の大学に行きたいと親に訴えるも、心配性な母親は猛反対。
それに加えて恋人や友達ともなんだかうまくいかなくて…
未来に、今に、悩めるクリスティンの青春物語。
恋や友情や進路に、悩んでた時期が私にもありました…もう何年前だか…
でもこの作品で悩んでるのはクリスティンだけではありません。
鬱になり失業してしまった父親、そんな父親を支え子供の未来を案ずる母親、道を踏み外してしまったお兄ちゃん…
そう、一家全員悩んでました（笑）
むしろお父さんやお母さんの悩みに比べたらクリスティン、あなたの悩みなんて…
とは言ってはいけないけど、やっぱり少し贅沢な悩みに感じてしまうのは歳のせいですかね…ははは…
10代の悩みって、大人から見たら羨ましい。
選択肢が沢山あって、未来はまだキラキラしてて、大人になったら友達と喧嘩なんて滅多にしないし、恋愛だって真っ直ぐできない。
「相手が童貞じゃなかった！」なんて言って泣けるの本当に今のうちだぞクリスティン！！！
そんな青々しさが素晴らしいと思いました。
セックスの良さも故郷の良さも親の有り難みも、彼女はここから全てを知っていくんだ。
まだまだあなたは「最高」じゃないよレディ・バード。
色んな経験を積んで大事な存在が出来て、お母さんのように優しくて強い人になれたらいいね。
私もまだまだ最高目指して頑張ろうと思ったよ。
しかしシャラメくんは今作も最高だな！好きです！
