ブラックユーモアホフマン

レディ・バードのブラックユーモアホフマンのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
4.4
離れた故郷はいつだって懐かしい。
流れた過去はなんだって愛おしい。

自分じゃない誰かになりたいと願って取り繕っても
結局自分は自分以外の何者でもない。
なら、そんな自分を愛せるように努力する方が賢くない?

面白いシーンしかなくて93分。
『スウィート17モンスター』を思い出したけど、正直3倍面白い。
テンポが素晴らしくて、やはりウェス・アンダーソンを思い起こさせる。そこそんなにアッサリなんだ!みたいなところにセンスしか感じない。
普通の人の普通の話。それが一番美しいな。女性監督しか描けないリアリティや書けないセリフ、ギャグが沢山あった。でもそんな女性の話(母娘、女友達)を見てて男の自分でも、共感できる感情やあるある!というシーンが沢山あった。
グレタ・ガーウィグ早く新作観たいよ。女優としての活躍も観たいよ。