マジで良かった
アメリカ南部のカトリック一色の地域での学生生活を描くと言う面では「ハーフ・オブ・イット」とかと近い問題意識があると思うんだけど、そういう社会に対する飽き飽きした感情、こんな街を捨て去って煌く東海岸へと行ってしまいたいという決意と共に、自分では否定してても隠しきれない愛着があるということを描いてる(主人公はたしかに家庭の貧困とかいろんな問題を抱えてはいるけど、大きい括りではマジョリティ側だし)
日本で言うとマイルドヤンキー的な感傷に近いものがあるのかなとは思う
僕は地元が東京の郊外なので、サンフランシスコの郊外としてのサクラメントの立ち位置みたいなものは西東京をもう少し田舎にした感があって共感できる
今日知ったんだけどサクラメントって「秘蹟」みたいな意味らしくて、そういったものがこの映画では何に象徴されてるかというのもはっきりしてる
こういう青春映画もいつまで当事者意識を持てるか分からないので、出来るだけ見ときたい
