垂直落下式サミング

天然華汁さやかの垂直落下式サミングのレビュー・感想・評価

天然華汁さやか(2009年製作の映画)
3.5
清楚な優等生のさやかは、内心ではエッチな妄想を膨らませる巨乳女子高生。スポーツ万能なイケメンに試験勉強に誘われたことから果てしない妄想を抱き始め、同じくエッチに憧れる同級生らとサークル「処女組」を結成するのだが…。
男子高校生が童貞なのを死ぬほど気にして、仲間内で焦燥にかられるのは痛いほどわかるけど、女の人も似たような時期あったりするのかな?あるのかもしんないけど、そんなのは男子禁制の女の園の出来事であろうから、僕は一生知ることはないセカイである。
えっちむっつりな処女組。主役の女の子かわいかった。でかくてふとくて素晴らしい。男のむっつり妄想の域を出てはいない気がするけど、はじめてAVコーナーに入ったときの死刑級の犯罪おかしてるようなゾクゾク感が視覚的に表現される。これまで、ここで何人の男性がここで海綿体を膨らませながら、好みのジャンルを物色してきたのでしょう?
にしても、バカ映画はいいけど端役の人物造形は類型的というか…。「東大志望なら友達付き合い考えたほうがいいぞ。」なんていう先生はいないはず。ベテランの教師ほど、高校時代の友達付き合いがいかに重要で刹那的なものか知ってるから、暴走族とつるんでるとかでないかぎり、本人の交遊関係に口出さないと思いますけどね。
処女組の会話も、四人組がだんだん恋バナをおぼえて盛り上がっていくのは最高だったけど、なんかベタに恋敵とかで対立してから、よりいっそう絆を深めるのとかは微妙。もういいよ、そういうの。ノンストレスでいきましょ。
ここでの「彼氏ができたら、女同士の付き合いが悪くなってくんだろうな。」ってセリフも納得しかねる。男だと、女ができて付き合い悪くなるって話はよく聞くし、実際そういう人もいるけど、女子同士の付き合いは、男によってそこまで左右されてないような気がするんだけどな。
女子たちのコミュニティって、関係が薄くはなるけど、あくまで一時的なもので、しっかりと繋がってはいるじゃないですか。
女の人同士が付き合い悪くなるときって、子供生まれたりとか引っ越したりとか、そういう時間とか距離とかの問題であって、結婚だとか、ましてや彼氏ができた程度じゃあ、強固な友人関係は揺るがないようにみえるんだけどな。僕が女子エアプなだけ?