垂直落下式サミングさんの映画レビュー・感想・評価

垂直落下式サミング

垂直落下式サミング

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サンダーボルツ*(2024年製作の映画)

3.8

格ゲー勢なので、こういうマンガ映画は、登場人物をキャラ性能で見てしまう。こんなショボい奴らに、宇宙の危機を任せても大丈夫なのかしら?
微妙な能力者たちがすったもんだする物語に感情移入できるか不安だった
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名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)(2025年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

小五郎の刑事時代の相棒が銃撃され死亡。彼が調査していた事件は、長野県警の大和敢助警部が、犯人の追跡中に雪崩に巻き込まれ、片目を失明した事件と関係している疑いが浮上。小五郎とコナンは、長野県警の刑事たち>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁(2010年製作の映画)

3.9

いつもの公園で遊んでいたかすかべ防衛隊の前に、突如タイムトラベルしてきた若い女性・金有タミコが現れ、未来のしんのすけの婚約者を名乗る。大人になったしんのすけは、彼女とともに抵抗運動の先導者として戦って>>続きを読む

300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

4.2

蛮族を撃滅せよ。
前方に槍と盾を構える歩兵の密集陣形。その名をファランクスという。自らの盾で隣の戦友の身体を守りながら隊列を維持し、ただ前へ前へと進軍する。誇り高き男たちの魂の戦術である。
平地での戦
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ビデオゲーム THE MOVIE(2014年製作の映画)

3.8

クラウドファンディングで10万ドル以上を集めて完成したドキュメンタリー。多彩に進化してきたソフトとキャラクター達にスポットあて、今日のビデオゲームの進化に迫る。
我らが日本もアメリカに負けないくらいビ
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アラジン(2019年製作の映画)

4.5

主に泥棒稼業でその日暮らしをしている青年が、王宮をこっそり抜け出していた王女を助ける。王女の美しさに恋におちた青年。王族の結婚相手に相応しい富を得るべく、成りゆきで手に入れた魔法のランプに宿る魔人・ジ>>続きを読む

逃走中 THE MOVIE(2024年製作の映画)

3.0

映画ってのは、単体でそこに存在するものではなくて、時代の流行であるとか、あるいはこれまでの文化的な蓄積であるとか、そういったものを抜きには語れない場合もあります。
かつて栄華を誇ったフジテレビが、今で
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平成ジレンマ(2010年製作の映画)

3.5

「体罰は進歩を目的とした有形力の行使。」

最近YouTubeのショート動画に出てきたときも、この頃とまったく同じことを言っていた。白髪のおじいちゃんになっても、確固たる考えは変わらない。これには賛否
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.5

『トイ・ストーリー』のスピンオフ作品。アンディ少年は、映画館で本作をみて夢中になり、その後バズのオモチャを欲しがったとのこと。劇中の主要登場人物だったバズライトイヤーは、いったいどういう物語の主人公だ>>続きを読む

知らないカノジョ(2025年製作の映画)

3.6

大学生のときに出会い恋愛結婚した男女が喧嘩した翌朝目覚めると、ふたりの社会的ステータスが逆転していて、しかも出会ってすらいなかったことに。妻を失った夫は、もとの世界を取り戻そうと奔走する。SF風味なラ>>続きを読む

怪獣ヤロウ!(2024年製作の映画)

3.9

岐阜県関市役所の観光課に勤める男が、市長から地元を盛りあげるためのご当地映画の製作を命じられる。平凡な日常に舞い込んだ大きな仕事に舞い上がり、かねてから夢であった怪獣映画の製作を決意するが…。岐阜県関>>続きを読む

ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

5.0

ドーンと出たタイトルの右下に“Part1”と書いてあって、いきなり拒絶する発作が出そうになった。配給会社のヤロウまたやったんかっ!と、二部作隠しマーケティングに対するアレルギーが出そうになったけれど、>>続きを読む

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

4.5

ガメラ生誕30周年を記念する作品だったらしい。そして今、本作の公開30周年だとか。
ガメラという巨大獣。ギャオスという異常繁殖の害鳥。こういうものが現れたら、人はどう対処するのか。今、怪獣をやることの
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フライト・リスク(2024年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ハゲとるやないかい!記憶を消してもう一度みたい映画とは、こういうことを言うッ!
いちばん面白いのは、主人公たちと悪党がセスナ機のなかで取っ組み合いになるところ!機体が地面に向かって急降下するなかで、顎
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ロングレッグス(2024年製作の映画)

3.5

平凡な家庭の父親が、突然狂気にかられたかのように妻子を殺害し、自らも自殺する不可解な事件が、30年間のうちに10回発生する。犯行現場には謎の人物「ロングレッグス」からの手紙が残されており、事件との関>>続きを読む

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

4.1

かつて、天才だった俺たちへ。
日曜日の劇場は、ティモシー・シャラメ目当てのお嬢さんがたと、白髪の革ジャンおじという普段なら交わることのないような客層で、若干シニア勢多め。
にしても、平均年齢高めな劇場
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キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2024年製作の映画)

4.0

ファルコンが二匹になって嬉しかった!
アベンジャーズでは、ファルコンがいちばん好き!初登場は痺れた。よれたネイビーのシャツにきたねえジーパン。足元はクロックスで決まりなコーディネートで、機械の羽を背負
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どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

5.0

統合失調症の症状が現れた姉と、それを認めず精神科の受診から姉を遠ざけた両親。それから18年後、映像を学びはじめた藤野知明監督が、家族にカメラをむける。20年にわたって記録した家族の姿を映し出す。ドキュ>>続きを読む

Broken Rage(2024年製作の映画)

3.8

警察に捕まった殺し屋が、これまでの罪を見逃してもらうかわりに、ヤクザの事務所に潜入捜査をすることになる。ビートたけし監督脚本編集。同じストーリーを前半シリアス、後半コミカルに描いた二部構成となっている>>続きを読む

X-メン(2000年製作の映画)

4.0

X-MENはすごく好き。実は映画を観る前から、マブカプで知ってた。ストームとか、マグニートーとか、ろくでもないクソキャラがイッパイ在籍しているチームっていうイメージ。
映画のイアン・マッケランは、ジジ
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OUT(2023年製作の映画)

2.0

少年院を出て保護観察中の身である青年が、ひょんなことから暴走族と交流を深め、半グレ集団との激しい抗争に巻き込まれていく。ヤンキーアクション映画。
主人公がネンショーから出てくるところで、「もうケンカす
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

ヴェネチア銀獅子賞のハイスペフィルム。
偶然国家機密を知ってしまった男と、その妻を主人公とした物語で、重いテーマでありながらも、サスペンスやメロドラマの枠組みを利用して、幅広い観客が楽しめる娯楽作品に
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ドラえもん のび太と雲の王国(1992年製作の映画)

5.0

ユートピアをクラフトせよ!
いちばん好きなドラえもん映画になった。古今東西の伝説や神話は、実は科学的な裏付けのある超常の産物であった!という王道展開ながら、それに匹敵する未来の科学力が、のぶドラの四次
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

5.0

※感想投稿【2018年8月】☆5

サメ映画の金字塔。ひさしぶりに見ると、やはり映画の歴史を変えるほどの名作っぷりがよく分かる。
だが世界的に大ヒットしなければ、しくじり映画になっていた可能性もある危
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.8

転売ヤーが主人公ってのが今っぽい気もするけど、スタバの限定商品が欲しい人の手に渡らないとか、ポケモンカードが異常な高騰して大変とか、そういうのが落ち着いた今になってみると、2024年公開の映画としては>>続きを読む

海底軍艦(1963年製作の映画)

4.3

旧日本帝国海軍の残党が、秘密裏に海底軍艦「轟天号」を建造していた!という現実と肉薄したアイデアの作り方が抜群に面白い。
愛国忠義の戦前オヤジ世代と、戦後民主主義を謳歌する若い世代のあいだで、価値観のデ
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

4.5

サバンナの雄大さに目を奪われるナショナルジオグラフィック的な気持ちよさと、超リアルアニメーションの動物が人語を喋っている気持ち悪さが同居する不思議な映像体験。
リアル3DCGアニメーションは、実写と見
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.0

ガーディアンズは、世界的にはMCUのなかでも指折りの人気作なのだろうけれど、ずっと「普通に好き」くらいの距離感を保っている。
批評的にも高評価だったブラックパンサーも別に言う程だったし、あろうことかエ
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フェーム(1980年製作の映画)

3.2

ニューヨークの公立芸術学校に通う若者たちの姿を描いた青春映画。様々な事情を抱えた子供たちが夢という共通の目標に向かいながら、青春を謳歌するさまを描く。複数の登場人物が入れ替わり立ち替わりで展開される群>>続きを読む

さくらん(2007年製作の映画)

3.5

『推しの子』のドラマに向けて、子役時代の齋藤飛鳥が出ている作品を観賞。禿の役でちょっとだけ出ていました。カルバンクラインの写真集ほんと最高だった。世代的にひとつふたつ前の時代のドルオタですから、乃木坂>>続きを読む

ダメな奴~ラッパー紅桜 刑務所からの再起~(2024年製作の映画)

4.5

紅桜とか、HIPHOPとかに、そこまで興味ない感じの人がカメラ回してるっぽいのが、ドキュメンタリーとしては功奏している。
いい感じの距離感で、被写体に入れ込みすぎず傍観していた。冷酷なまでに目の前の事
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

5.0

これが話題だったのは、ミニシアターとかに通いはじめたころ。そういや、この映画から80年代SF映画の基礎知識を得たんだった。
この作品を作ることが、私の使命だ。この最高の映画に携わるスタッフは、最高の人
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

4.5

レイザーラモンRGのあるある言いたいネタで、「リドリースコット監督はラッセルクロウに頼りがち」というフレーズがあって、若い頃それがずっと印象に残っていた。あらびき団だったかしら?なんか、深夜でやってた>>続きを読む

ミュウツーの逆襲 EVOLUTION(2019年製作の映画)

3.5

そう言えば、ポケモンの新作映画ずっと観てないってか、話題にすらあがんないよなーってふと思って検索してみたら、どうやら2020年のザルードを最後に劇場版の企画がなくなってたらしい。ホントもったいない。ポ>>続きを読む

室井慎次 敗れざる者(2024年製作の映画)

1.0

パート1とか、前編とか、タイトルに書いとけや!後編なんかタダでも観ねえわ。何が連続公開だよ。あー、くだらねえ。
たまの休みに、ひさしぶりの踊る大捜査線だからって、これ観に行った人がどういうキモチになる
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帰ってきたムッソリーニ(2018年製作の映画)

3.5

1945年に死んだはずのイタリアの独裁者ムッソリーニが、現代のローマに甦った。売れない映像作家は、彼を利用してドキュメンタリー映画を撮ろうと思い立つのだが…。
イタリア映画お得意のパクってローカライズ
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