垂直落下式サミング

垂直落下式サミング

バカが映画について偉そうなこと書いてます。
2016年ベスト10(125作品中)
①キャロル
②この世界の片隅に
③レヴェナント 蘇りし者
④ドッグレッグス
⑤ズートピア
⑥モヒカン故郷に帰る
⑦ヒメアノ~ル
⑧マイケル・ムーアの世界侵略のススメ
⑨シン・ゴジラ
⑩アンジェリカの微笑み

戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

4.8

映画にかぶれ始めた頃に観ておくと人と話すときに色々と引き合いに出せて面白い作品で、モンタージュ理論を生んだ歴史的名作だ。モンタージュとは映像として直接語られはいないものを表現する技法である。詰まるとこ>>続きを読む

暗くなるまで待って(1967年製作の映画)

4.3

盲目の家人と侵入者の戦いを描くオードリー・ヘプバーン主演のテレンス・ヤング監督作品。一般人の手に渡ってしまった麻薬入り人形を取り戻すため悪人たちがオードリー演じるスージー宅に侵入するのだが、目の見えな>>続きを読む

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

5.0

すげぇ。日本では沖縄戦が終結した6月23日の翌日の公開と戦没者へのリスペクトがはらわれた本作。メル・ギブソン監督がハクソーリッジ(のこぎり崖)攻略作戦をアメリカ兵士の視点で描いたアッパー系ハイテンショ>>続きを読む

ザ・グリード(1998年製作の映画)

4.8

豪華客船に乗り合わせた人々が巨大水棲モンスターに襲われる恐怖を描く海洋パニック映画。この映画とにかくモンスターの造形が粋。触手の先端にある人を捕食する口にあたる器官の造形が凝っていて、不規則に並んだ歯>>続きを読む

マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

4.4

カーペンターがノリノリで描くホラー作品。
本来B級と呼ばれるような低予算ジャンル映画の中から次々と名作を発表してきたカーペンター監督の作品は、西洋文学のような品位を伴いながらも世俗的で親しみやすい。彼
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炎の少女チャーリー(1984年製作の映画)

3.5

若い頃に超能力科学実験に参加し他人を意のままに操る能力を身に付けた男。彼の娘には更に強力な超能力が芽生えめしまったために、親子は政府機関に追われる身となってしまう。父親とともに政府の手先から逃げ回るパ>>続きを読む

呪い襲い殺す(2014年製作の映画)

2.8

物騒な動詞を三個並べた変な邦題とは裏腹に、なかなかに正統派なオカルトホラー作品だった。
ウィジャボードとは降霊術に使用する道具で、こっくりさんやエンジェルさんと同じ類いのぬ~べ~案件だ。私がウィジャ盤
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プラン9・フロム・アウター・スペース(1959年製作の映画)

3.0

最低映画監督エド・ウッドの最高傑作と誉れ高いSF映画作品。鑑賞中はどんな映像作品を鑑賞するより苦痛だが、不思議と心穏やかに過ごすことができるためセルフルドヴィコ療法状態は回避した。昼と夜がごちゃごちゃ>>続きを読む

テルマエ・ロマエII(2014年製作の映画)

2.0

「日本人の中では彫りが深い程度の役者が古代ローマ人を演じてるww」みたいな野暮ったいツッコミはしませんけど、前は丁寧な段組があったのに比べて、今回は非常に適当な作りの映画という印象をうけた。ご都合主義>>続きを読む

テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

3.3

世界史うんちく漫画の実写化。
ストーリーは古代ローマのテルマエ(公衆浴場)建築士ルシウスが現代の日本にタイムスリップを繰り返し、そこで目の当たりにした高度なテクノロジーと熟成された文化へ嫉妬を感じ、未
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侠女/俠女 第二部:最後の法力(1971年製作の映画)

3.8

第二部【最後の法力】
父の仇を討ち果たした翌朝に姿を消したヤン。彼女への思いを絶ちきれぬグーは彼女を探しもとめる。そして月日が過ぎ、通りかかった少林寺のそばで見付けた赤子に添えられた手紙から、この子が
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侠女/俠女 第一部:チンルー砦の戦い(1971年製作の映画)

3.8

第一部【チンルー砦の戦い】
女性を主人公にした貴種流離譚。
小さな村に母親と暮らす書生の男グー。彼と母親の絡みが笑わせてくれる。彼は今でいう高学歴フリーターみたいなもんで、才能があるのに高職に就かず墨
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チェリー2000(1986年製作の映画)

3.7

一家に一台セックスロボットがある近未来。恋人のように大切にしていたダッチワイフロボットが壊れてしまい意気消沈の主人公。彼女を修理するためには、今やリバタリアンどもが牛耳る無法地帯となった廃墟にある旧製>>続きを読む

Monja(2005年製作の映画)

4.0

レビュー数も200を越え、そこそこ書き方も小慣れてきた今日この頃。そんな折に映画を愛する多くの人に是非とも紹介したい作品を見付けた。ここに『Monjya』という映画がある。宮崎駿監督と双璧をなす引退撤>>続きを読む

ハイランダー/悪魔の戦士(1986年製作の映画)

4.7

不老不死の男として生をうけた高地人コナー・マクラウドの呪われた定めを描くダークファンタジー。ストーリーの大筋は、世界各地には首を胴から切断しない限り生き続ける不死者たちが存在していて、彼等は“集合の時>>続きを読む

ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記(1997年製作の映画)

3.2

「ドラえも~ん!牧場を作ってよぉ」
のび太の口から垂れ流される無理難題。ドラえもんは未来でどら焼きの特売があるからとその妄言を突っ跳ねる。最早あまりにも見慣れたこの光景。しかし、これは大長編ドラえもん
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ダーク・スター(1974年製作の映画)

3.8

カーペンター監督のデビュー作。
特筆すべきは、宇宙船ダークスター内部にみられる生活感溢れる小物へのこだわり。男所帯の乗組員を有する船内は、『ベーリング海の一攫千金』に登場する遠洋漁船の内部のようで、小
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奇跡のリンゴ(2013年製作の映画)

1.6

農家の経営が非常に厳しい現状のなかで、自然栽培という独自のバリューを見出だし商品に付加することで生き残りをはかる者があらわれたのはけっこうなことなんじゃないかと思う反面、主人公の「農薬は使わない」とい>>続きを読む

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

3.6

毒々モンスターやキックアスなんかと同じ系譜に連なるお話で、その辺のバカが不慮の事故でスーパーパワーを手に入れ、その力をどう使うべきか思い悩みながらも善のために暴力を行使するビジランテとなる道を選ぶリア>>続きを読む

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

5.0

世界を呪いながら生き続ける不死身のスーパーヒーローが行き着く先を描いたX-MENの終着点。『アベンジャーズ』の一大クロスオーバー企画が注目を浴びる一方、X-MENシリーズは地味な作品だったが、長年同一>>続きを読む

君のまなざし(2016年製作の映画)

3.0

幸福の科学。清水富美加ちゃんが出家して千眼美子ちゃんになったことでゴシップを騒がせた新興宗教だ。オウムを持ち上げた結果あんなことになってしまったのでマスメディアには今も宗教アレルギーがあるようだが、日>>続きを読む

ダンジョン&ドラゴン2(2005年製作の映画)

1.8

生きていたのか!?ダモダー!というありがちな展開で始まる続編だが続投は彼のみ。邪悪な力を宿して復活した彼と対峙する今回の善玉パーティは、前のキャストに華があったと錯覚してしまうほどの超無名役者たち。彼>>続きを読む

ダンジョン&ドラゴン(2000年製作の映画)

3.4

ファンタジーゲームの実写化。
ダンジョンズ&ドラゴンズはアメリカのテーブルトークRPGで、『E.T.』の冒頭でエリオットの兄貴たちが遊んでいたゲームだ。戦闘のシュミレーションを主とした、やたら自由度の
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バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

4.5

メキシコ湾ディープウォーター・ホライズンの原油流出事件を映画化した肝の冷えるラインストップムービー。噴き出すコーラ、不吉な色のネクタイ、バードストライクと、序盤から観るものにとにかく何か嫌な予感をさせ>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.0

数年前にBOOK・OFFに流した原作を手元に置いておきたくなって買い戻しに行ったら価格も買取りも高くなっていた。これが市場原理か…。
ポスターアートからキャラクターデザインまで文庫本の表紙のイラストに
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ザ・コーヴ(2009年製作の映画)

4.9

日本公開が危ぶまれた和歌山県太地町のイルカ漁の実態を撮影したドキュメンタリー映画。劇場に対して「公開したら許さない」みたいな脅迫文が送られてきて、公開当時やたら騒ぎになった映画らしい。
捕鯨、核、太平
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魁!!男塾(2007年製作の映画)

2.7

坂口拓が監督・脚本・主演の三役をつとめた人気漫画の実写化。彼が自分をかっこよく撮るために作った映画のはずなのに、剣桃太郎の言動やアクションが死ぬほどダサくてゾクゾクする。
本作では極小路秀麻呂と桃太郎
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劇場版シネマ狂想曲 名古屋映画館革命(2017年製作の映画)

4.5

名古屋で営業する小劇場シネマスコーレ副支配人の坪井篤史氏に密着したTVドキュメンタリー。その劇場は名古屋駅から徒歩五分。看板には「燃えよインディーズ」の文字。上映する作品はアーティステックな芸術映画か>>続きを読む

コンゴ(1995年製作の映画)

3.3

人に育てられたゴリラのエイミーを故郷に返してあげようというお話し。ゴリラ語翻訳装置や熱探知機銃などのガジェットが凝っているのが見所。
エイミーたちが同行するジャングル探索隊一行はアフリカ奥地へと足を踏
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呪われたランプ(1986年製作の映画)

2.1

奇怪なランプをめぐる恐怖を描いたホラー。冒頭で悪漢たちが老婆が一人で暮らす家に押し入り金品を強奪しようとするのだが、不運にも魔物が封じこめられた呪われたランプ発見してしまう。止めようとした老婆は殺害さ>>続きを読む

八つ墓村(1977年製作の映画)

4.7

『砂の器』を手掛けた野村芳太郎監督。寅さんが金田一を演じるサスペンススリラー。村人が落ち武者をなぶり殺しにするシーンや狂気に駆られた多治見要蔵が村人32人を惨殺する場面は、衣装・美術から照明に至るまで>>続きを読む

極道めし(2011年製作の映画)

3.5

一巻二巻だけ異常に面白いグルメ漫画『極道めし』を『ブタがいた教室』の前田哲監督が実写化した道徳食育映画。実写化にあたり正月のエピソードを抽出し、各キャラクターの役回りも大きく変更され、作品の個性を残し>>続きを読む

ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

4.6

ワイルドスピードのシリーズ8作目。
スポーツカーと潜水艦を並走させるというバカの思い付きを大真面目に映像化するその気概が好きだ。列車、戦車、飛行機ときたらそりゃあもう次の乗り物は潜水艦しかないだろう。
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この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)

3.3

良くも悪くも多くの問題作を生んだ松竹迷走期のトラウマ映画のひとつ。角川春樹製作ということで、映画としてのルックは一連の作品のなかでもリッチな風格を湛えている。
岩下志麻さんの台詞回しがとにかく怖い。棒
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ハンテッド(1995年製作の映画)

4.2

『ゴーストドッグ』は「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」という山本常朝が記した葉隠れの思想のモチーフとしていたが、この作品の映画冒頭に映し出されるのは大道寺友山の聖言である。どちらも、武を志すものは日>>続きを読む

アルティメット・フォース 孤高のアサシン(2005年製作の映画)

1.5

とてもつまらないクライムアクションではあるもののミルコ主演という巨大要素が主柱となり映画を支えている。
トップファイターであるミルコ・クロコップが役者の皆さんに怪我をさせないよう配慮しながら放つハイキ
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