垂直落下式サミングさんの映画レビュー・感想・評価

垂直落下式サミング

垂直落下式サミング

バカが映画について偉そうなこと書いてます。
2017年ベスト10(劇場で鑑賞した83作中)

①ローガン
②わたしは、ダニエル・ブレイク
③全員死刑
④ハクソー・リッジ
⑤ドント・ブリーズ
⑥マイティ・ソー バトルロイヤル
⑦おクジラさま ふたつの正義の物語
⑧サーミの血
⑨レゴバットマン・ザ・ムービー
⑩劇場版シネマ狂想曲 名古屋映画館革命

スローターハウス5(1972年製作の映画)

4.3

ジョージ・ロイ・ヒルの作品は、なんだこの話と思って見ていると次第に画面に引き込まれていく。『明日に向かって撃て!』『ガープの世界』も好きな映画だ。
第二次大戦中にドイツ軍の捕虜になりドレスデン空襲を経
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.1

確か3Dでみたのですけど、これか『トランスフォーマー ダークサイドムーン』か『アリスインワンダーランド』が私の初3D映画体験だったと思う。公開日を調べればわかると思うんだけど、まあどうでもいいや。と言>>続きを読む

テケテケ(2009年製作の映画)

1.4

上半身だけの南斗水鳥拳の使い手に大島優子が追跡される映画。怪物テケテケは腕のみで動いているのに超人的なスプリントをみせる。
幽霊・亡霊の主観視点の映像はあまり効果的でないと感じた。オバケがみている世界
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わさお(2010年製作の映画)

2.0

演技や演出のあざとさとか不自然さはいいんだが、ストーリーそのものがなんだかとりとめのないエピソードの羅列で、話に一本線が通っていない。
窓から差し込む日光がもわもわ。蛍光灯の光ももわもわ。なんかもわも
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炎の人ゴッホ(1956年製作の映画)

3.5

カーク・ダグラスがゴッホを熱演する映画。
作中で彼の作品やそのモデルとなった風景の再現が見られるのは楽しかったが、小学生のときに読んだ伝記に書いてあったこと以上のものは語られないので特に新しい発見はな
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CAGED -監禁-(2010年製作の映画)

3.3

休暇中のお医者さんたちが同僚と旅行中に出掛けるのだが、その途中で謎の集団に襲われ監禁されるというおはなし。
やがて、とらえた人間を解剖して違法な臓器売買をしている外道な集団であることが明かされていくの
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新座頭市物語 折れた杖(1972年製作の映画)

5.0

勝新が一発キメながら作った作品。
何が見所なのかは上手く伝えられないが、とりあえずはじまりから終わりまで、画面の端から端までが全部すごい。

座頭市海を渡る(1966年製作の映画)

4.5

このシリーズ唯一の新藤兼人脚本であり、池広一夫監督が力の入った演出で魅せる一作。座頭市が今まで斬った人の供養をすべく四国の札所めぐりの旅をするという異色作だ。
座頭市はシリーズが多くてストーリーを覚え
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座頭市喧嘩太鼓(1968年製作の映画)

3.9

三田佳子がファムファタールでありマクガフィンの役目。市を含む全員が入り乱れ必死になって彼女を取り合う。
今回は渡世の義理で人を斬る。ただの見届け役だったはずが、市は自ら進んで人を斬ってしまう。これが原
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抜き射ち二挺拳銃(1952年製作の映画)

3.8

父を殺された男の復讐を描くドン・シーゲルの西部劇。英雄オーディ・マーフィが悪に立ち向かう。童顔の小男が黒いジャケット、黒い帽子、黒いスカーフを身に纏って二挺拳銃を携える姿はアイコン的な格好よさ。ファッ>>続きを読む

地球が壊れる前に(2016年製作の映画)

4.0

タイトルを『地球が壊れる前に~ディカプリオの黙示録』として前後編で放送していたのを鑑賞した。BS世界のドキュメンタリーは、たまにこういった作品を放送するので侮れない。
若い頃から環境保護を訴え続け、国
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真夜中の狂気(1986年製作の映画)

4.2

強姦魔役者デヴィッド・ヘスが鬼畜な映画。
今回のデヴィッド・ヘスは、カミソリで女の肌を切り刻みながらへらへらと笑う人間のクズであり、一刻も早く地獄に落ちなければならない最底辺の悪人を好演。コイツが画面
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.7

ピエール瀧が演じる本当にだらしないキャラクターが好き。人に謝罪するときに「○○さんだと言ってくれたら間違いは起きなかったのに」っていう言い訳は絶対にしちゃダメなのに、このバカは悪びれもせずに口を滑らせ>>続きを読む

天国と地獄(1963年製作の映画)

4.6

チョビ髭を生やしたミフネが、一介の靴職人から大企業の重役にまで身をなした正義感の強い男を演じる。身代金目的の子供の誘拐を題材にした息詰まるサスペンスだ。
開始50分ほどの豪邸での演劇を見ているかのよう
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

4.0

シェイクスピアの戯曲『マクベス』を日本の戦国時代に置き換え、かつては忠臣だった男が妖婆の予言を信じ妻にそそのかされ、その出世欲を暴走させてゆく血塗られた悲劇を描く。
古めの黒澤作品にしては台詞を聴き取
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鬼火(1963年製作の映画)

5.0

かつて遊び人だったアルコール依存症の男が自殺を決意し、自分が世界一不幸だなんて面をしながらパリの街を彷徨う。
少々自分に酔ったきらいのある色男にカメラは冷徹に付きまとい、特にストーリーが盛り上がること
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死体と遊ぶな子供たち(1972年製作の映画)

2.0

黒魔術にかぶれた舞台脚本家の男が劇団員の仲間を引き連れて、屍体蘇生の儀式をするおはなし。墓をあばき死体を引っ張り出して呪文を読み上げるのだが、なかなか蘇らないので闇雲に死者を冒涜し始める。あまりの仕打>>続きを読む

無宿 やどなし(1974年製作の映画)

2.5

刑務所で一緒だった高倉健と勝新太郎の男ふたりに梶芽衣子を加えた三人組が、海に消えた軍資金を追って宝探しをする冒険ロマン映画。
映像派の監督が演出する海の青さと小麦色の肌がみずみずしく綺麗な映画世界。し
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パラダイス・アレイ(1978年製作の映画)

4.5

野心家の兄弟がまとまった金を手に入れるために、力持ちの弟をドル箱スタープロレスラーに仕立てようとするおはなし。スタローンが監督・脚本・製作まで兼ねた渾身の傑作。しかも主題歌まで歌っちゃった超俺映画だ。>>続きを読む

間違えられた男(1956年製作の映画)

4.2

ヒッチコックの自分語りではじまる誤認逮捕の顛末を追う異色作。他の映画のように劇中ではなく冒頭で早々と登場するのは、本作は優雅な劇映画ではなく身の凍る実話を描いたものであるため、所謂物語的な作為性を排除>>続きを読む

炎上(1958年製作の映画)

2.5

燃えろ!いいお寺!繊細な青年が心を病んで、親を泣かせ、師に恥をかかせ、友達とも上手く付き合えず、そこらをふらふらしているうちにどうにもならなくなって国宝に放火するおはなし。
もとが三島なので昭和のイン
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マックィーンの絶対の危機(ピンチ)(1958年製作の映画)

3.5

スライム状モンスター映画『ブロブ』のオリジナル版。ほぼ無名時代のマックィーンが宇宙からきたぷよぷよ生物と戦う。
50年代のニュールック・ファッションが古き良きアメリカを感じさせる。お洒落ではあるがニュ
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エイプリルフールズ(2015年製作の映画)

1.2

群像劇なのですけど、キャラクターもエピソードもつまらないので話が繋がったところで何も面白くない。カスほどつまらなかったのでガッキーなのにミックスは観ないことにした。

安城家の舞踏會(1947年製作の映画)

4.0

華族制度廃止の翌年の映画。
今までの生活が続けられなくなり、ついに屋敷を手放すことになってしまった名門安城家。没落華族が最後にみる一時の夢として舞踏会を催すのだが、そこで様々な思惑が交錯するというもの
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蛇娘と白髪魔(1968年製作の映画)

2.9

楳図かずおの短編を一本にまとめた映画。生き別れた実父に引き取られた少女がその屋敷で体験する怪奇でサイコな恐怖の物語。
「人が精神的に抱え込んでいるものが、あるきっかけで実態を伴って肉体にあらわれる」と
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暗殺(1964年製作の映画)

4.0

日本三大テツロウがひとり丹波哲郎大先生が清河八郎を演じる。
幕末の志士 清河八郎とは何者だったのか。清河を斬れと命じられた男が、彼と関係した複数人の証言からその人物像を手繰り寄せてゆく。
冷酷な人斬り
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隠密同心 大江戸捜査網(1979年製作の映画)

3.1

「死してしかばね拾うものなし」というナレーションで有名なドラマの映画化。役人による集落皆殺しシーンで始まる激しくもストレートな勧善懲悪。
隠密同心の成り立ちはちゃんとナレーションで説明してくれるのです
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剣鬼(1965年製作の映画)

3.6

剣の腕前を買われた花造りの男が、お家改易派の幕閣が放つ公儀隠密の暗殺を命じられ、それを果たすうちに血を吸う剣の魔性に魅せられてゆく様を描く大映の剣劇アクション。
市川雷造が演じる主人公の斑平は、中老の
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陸軍(1944年製作の映画)

4.2

親子三代の国への貢献を描く太平洋戦争中の国策映画。
田中絹代が出征する息子を見送るラストシークエンスは、この一年後には空襲で焼け野原となる戦時中の町並みをとらえたものであるため非常に資料的価値が高い。
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

4.6

『ならず者国家』とあからさまに悪そうな題名。
作り手や役者たちの「前よりもスゴイものを作ってやる!」という気概に溢れているのがわかる傑作だった。
冒頭の飛行機しがみつきに代表されるような派手で危険なス
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.8

直訳すると『幽霊規定』という題名。ありはしない架空の取り決めということ。例によって「君、もしくは君のメンバーが捕らえられ、或いは殺されても当局は一切関知しないからそのつもりで」というやつだ。
トム・ク
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.8

現役を退きエージェント養成機関の教官となったイーサン・ハント。そんな折りに教え子リンジーが悪者に捕らえられたとの知らせが届く。仲間が捕まっても助けないというのがIMFの方針だが、今回は彼女が巨悪を挫く>>続きを読む

ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.5

トム・クルーズのスパイシリーズ第2作目。監督はジョン・ウーなので対人アクション多めで爆発も派手だけど、特有のとつまんなさと雑さがのこる。
とりわけ耳に残るのは、原曲をサンプリングした楽曲だろう。本作の
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

4.5

このシリーズでトム・クルーズが変化を恐れずに新しいことに挑戦できるのは、この一作目が正統派冒険活劇として丁寧に作られているからだ。最初にデ・パルマが碁盤のど真ん中に碁石を打ち込んだから、ミッションイン>>続きを読む

セデック・バレ 第二部 虹の橋(2011年製作の映画)

3.7

第一部では霧社事件が勃発するに至る経緯を中心に描いており、その歴史をなぞりながら個々のキャラクターたちのドラマを描いていたが、第二部では全編熾烈な戦いが展開しアクション・スラッシャー映画の意味合いを強>>続きを読む

セデック・バレ 第一部 太陽旗(2011年製作の映画)

3.7

日本統治下の台湾植民地時代に起きた原住民族セデック族の大反乱「霧社事件」を映画化。
全部で4時間半の長編であり、あまりにも理不尽な弾圧や略奪がまかり通るような酷い圧政という程ではないが、そこに古来から
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