垂直落下式サミングさんの映画レビュー・感想・評価

垂直落下式サミング

垂直落下式サミング

バカが映画について偉そうなこと書いてます。

2018年上半期ベスト10(劇場で鑑賞した38作中)

①スリービルボード
②デッドプール2
③ランペイジ巨獣大乱闘
④万引き家族
⑤ぼくの名前はズッキーニ
⑥ダンガル きっと強くなる
⑦ラッカは静かに虐殺されている
⑧心と体と
⑨クレヨンしんちゃん爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱
⑩ヘドローバ

映画(682)
ドラマ(0)

第50回全国高校野球選手権大会 青春(1968年製作の映画)

3.8

第50回全国高校野球選手権大会の記録映画。
練習はまず朝の雪掻きからはじまる北陸、都会の雑踏のなか狭いグランドで練習に励む東京、公害垂れ流しの工業地帯の真ん中に練習場がある神戸、雪の振るなか仏前に手を
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.0

テーマとなる「家族のあり方」を模索する時代への鋭い視点が強く見受けられる細田守監督の新作長編アニメ映画。
連続する時間軸の交差を扱ったり、年月の大胆な省略をするところは細田アニメらしいところだが、今回
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ヴァージンオークション2 振袖の調教(2003年製作の映画)

3.2

穢れを全く知らない処女も、卒業するころには従順さを身につけ、ありとあらゆる性技をたしなむ立派な性奴隷へと成長する奴隷養成学校に入学させられた少女が、苛烈な調教と折檻をうけるエロティックロマン。
シマン
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クソ野郎と美しき世界(2018年製作の映画)

3.0

稲垣吾郎、香取慎吾、草なぎ剛からなる「新しい地図」の劇場映画第一弾。それぞれが主役をつとめる短編劇映画三本と、フィナーレとなるミュージックビデオ一本からなるオムニバス形式の作品である。
ジャニーズから
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ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

1.1

凶悪犯罪者カップルの逃走と、彼等がヒーローとしてまつりあげられていくさまを描いたピカレスクロマン。
学生時代に友達が好きだっていうから一緒にみた映画だけど、まぁ、嫌いな映画だった。これのせいで最近まで
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地球防衛未亡人(2014年製作の映画)

2.5

日本B級バカ映画の巨匠である川崎実監督作品。
日中間で領土を争っている諸島に悪の宇宙怪獣がやってくるのだが、使用済み核燃料を食べるということで日本政府は核燃料の処理できると大喜び。一方、宇宙怪獣に婚約
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免許がない!(1994年製作の映画)

3.8

舘ひろしが扮するスター俳優が運転免許をとるために、自動車教習の合宿に参加するコメディ。
本作の名ゼリフ「ハンコおしてくれよ!」は僕のモノマネレパートリーのなかでもテッパンネタだったんだけど、見返してみ
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ステキな金縛り(2010年製作の映画)

2.8

よく書かれた脚本と、それにこたえる役者の演技、美術、撮影、どれをとっても実に愉快でウェルメイドな作品らしいトータルパッケージなのだけど、これは映画なのだと考えると、ひとつ、ふたつ、三つ、四つと、心のな>>続きを読む

按摩と女(1938年製作の映画)

4.3

みたことがある気がしたのだが、草なぎ剛の『山のあなた~徳市の恋~』がこの映画のリメイクだということで納得した。
杖をついた二人のあんまが山道を歩くシーンから映画が始まり、伊豆の温泉宿へ向かうあんまを追
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灼熱/灼熱の太陽(2015年製作の映画)

5.0

クロアチア映画。国旗がくそカッコいい国だ。ミルコ・クロコップの出身国である。本作が描くのは、彼が少年~青年時代を過ごした民族紛争の時代だ。暮らしていた町が紛争に巻き込まれ、周囲の友人が幾人も死んでいく>>続きを読む

渚にて(1959年製作の映画)

4.0

『渚にて』
原題『On the Beach』の直訳なのに、なかなかどうして美しい邦題である。
核による最終戦争が起こり、世界のほとんどの都市が死滅してしまう世界が舞台の物語だが、これだけ緊迫した重いテ
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ゴーストヘッド ~熱狂的ファンたちの今~(2016年製作の映画)

4.2

先日コスプレのイベントに行ってきた。以前から露出度の高い服を着る女性コスプレイヤーの人に対して、「どこまで淫乱なんだお前ら!」という童貞拗らせ男子特有の偏見を持っていたんですけど、実際に行ってみて、こ>>続きを読む

ドラッグストア・カウボーイ(1989年製作の映画)

4.0

薬物ジャンキーたちを描いておきながら、ありがちな「 ドラッグ!ダメ!ゼッタイ!」というお役所が掲げるくだらない標語のような、反面教師的な映画にはなっていない。
前半でさんざん悪事をはたらいた主人公が、
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ミルク(2008年製作の映画)

4.2

2018年は同性愛者の権利運動家ハーヴィ・ミルクの40周忌。本作が公開されたのは、亡くなってから30年後の2008年だ。
ハーヴィ・ミルクは、アメリカのゲイの権利運動活動家。同国ではじめてゲイであるこ
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ミスター・ノーボディ(1974年製作の映画)

3.0

原案セルジオ・レオーネ、監督は彼の弟子だというトニーノ・バレリー。
三人のガンマンが町の床屋でヘンリー・フォンダを待ちかまえる場面の大仰さ。だだっ広い静まりかえった西部の向こうから突如として地鳴りのよ
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独裁者(1940年製作の映画)

4.0

一人二役が映画のアイデアの中心になることは多い。面白半分で片方が話を持ちかけるのか、または周囲の人に偶然に間違えられてしまうのか、あるいは影武者として入れ替わるのか、設定は様々だろうが、大抵が片方は大>>続きを読む

キュア ~禁断の隔離病棟~(2016年製作の映画)

3.9

ヤリ手の金融マンのデイン・デハーンが、会社の命令で山奥にある療養所から帰ってこない社長を迎えにいくはめになるのだけど、今度は自分もこの隔離病棟にとらわれてしまう。
現代人が抱える上昇志向という病。じゃ
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

2.0

タランティーノの密室西部劇。
ミステリー仕立てのサスペンスなので内容は割愛するが、なぞが明かされてみれば実は最初から推理し欺く余地がなかったっていうコケおどしの仕掛けに落胆してしまった。あれこれ考えな
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招かれざる客(1967年製作の映画)

4.5

娘が結婚相手を紹介すると黒人の男を連れて家に挨拶に来たらどうするか、しかも、その決断を数時間のうちにと迫られたら?
人種問題、本音と建て前、愛する者を思う気持ち、子を心配する親心など、父親、母親、息子
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提督の艦隊(2015年製作の映画)

3.8

英蘭戦争を戦ったオランダの英雄ロイテル提督の活躍を描いた戦記。
美術にはかなり気合いが入っており、当時の町並みや、人々の衣装、建造物の内装などをよく再現している。当然の軍艦の船内も実際にセットで骨組み
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高慢と偏見(1940年製作の映画)

3.0

題名だけは超有名だが、なかなか触れる機会がなかった作品。
さすがハリウッドが時代考証を徹底した作品だけあって、18世紀末のイギリスの風俗が全編を覆っている。お嬢さんがたの御召し物から、ちょっとした装飾
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ライトスタッフ(1983年製作の映画)

5.0

サム・シェパードの一周忌に彼の映画を観る。
彼が演じるチャック・イエーガーは、第二次大戦中に多くの敵機を撃墜した米空軍の英雄だ。さらに、有人超音速飛行のテストパイロットとして、世界ではじめて音速を突破
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E.T.(1982年製作の映画)

4.5

80年代ポップカルチャーを彩るスピルバーグのキッズムービー。少年と宇宙人の心の交流を描いた、温かく感動的な作品だ。
スピルバーグがはじめて自身の映画会社で製作した作品である本作が画期的だったのは、企業
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陸軍残虐物語(1963年製作の映画)

4.0

軍隊とは、星の数が一つ違うだけで天と地ほどの差があり、下のものは上が命じたことに絶対服従の世界だ。この作品のような事件が戦時中の軍隊のなかで起きた事実があるのか、あくまでフィクションなのかは分からない>>続きを読む

ギャロウズ・ヒル(2013年製作の映画)

3.0

悪天候に見舞われた旅行者のグループが、雨風をしのぐために怪しげな老人がひとりでくらす屋敷で屋根を借りる。そこで、老人に監禁されていた少女を発見し、彼女を救い出すのだが、廃ホテル「ギャロウズヒル」の地下>>続きを読む

ザ・ハロウ/侵蝕(2015年製作の映画)

3.8

地元民から神聖視されている不気味な森を調査するために引っ越してきた男とその家族が、森に棲む生血をもとめてさまよう怪物たちに命を脅かされる恐怖を描くイギリス・アイルランド産のホラー。
サンダンス映画祭で
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アンフレンデッド(2015年製作の映画)

4.0

仲良しグループがSkype通話を楽しんでいると、ネットいじめが原因で一年前に自殺した友達のローラのアカウントが話しかけてきて…。全編がパソコン画面だけで展開する新感覚ホラー。
ネット時代の怪談のような
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

1.5

大林信彦監督の商業映画デビュー作。
スタイリッシュホラーなのか、前衛映画っぽい感じをポップにやろうとしている。当時の観客がこれをどう感じ、どう評したのかはわからないが、私の目にはセンスのない美大生が張
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オーメン/オーメン666(2006年製作の映画)

3.0

旧シリーズ一作目のリチャード・ドナー版を忠実になぞったリメイクの体を成しているオーメンの第五作目。このタイトルだと、666作もシリーズが続いているみたいだ。余裕で寅さん越えしているのかと勘違いしてしま>>続きを読む

オーメン4(1991年製作の映画)

4.2

前三作は「ダミアンの物語」だったが、今回は女の子が主役。このディーリアという少女が悪魔の子としてダミアンのあとを継ぐのかどうか、という物語だ。テレビドラマとして製作されたものなので、実際は映画ではない>>続きを読む

オーメンIII 最後の闘争(1981年製作の映画)

3.5

ダミアンは32歳。大人になり経済的・政治的にも地位を得ており、その風貌は知性的な邪悪さだ。ダミアン抹殺を企てる神父たちとのバトルを描く「最後の闘争」と呼ぶに相応しいおはなしである。
さらに、ダミアンの
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オーメン2/ダミアン(1978年製作の映画)

4.0

オーメンの第二作目。ダミアンは前作の最後で父の弟の養子となり、13歳になった彼は従兄とともに幼年仕官学校に通っている。彼の秘密を知った人物が次々に死んでゆくパターンは前作同様で、敵役と世界観を踏襲した>>続きを読む

雨あがる(1999年製作の映画)

3.7

はじめに「この映画を黒澤明に捧げる」とある。
と言うのも、黒澤監督は本作の脚本を完成させることなくこの世を去ってしまったので、当時助監督として脚本執筆を手伝っていた小泉監督が代わりに最後まで脚本を書き
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北斎漫画(1981年製作の映画)

3.5

なぞ多き浮世絵師、葛飾北斎を描くエロティックロマン。
緒形拳がエキセントリックで人でなしの芸術家を演じており、前半はまさに怪演と呼ぶに相応しい気迫に満ちた形相で絵描きパフォーマンスをする。
後半で、田
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花宵道中(2014年製作の映画)

3.5

安達祐実が初の濡れ場を演じる。これだけ聞けば、沢尻エリカの『ヘルタースケルター』、吉高由里子の『蛇にピアス』、スカーレット・ヨハンソンの『アンダー・ザ・スキン』あたりと同様に、圧倒的な価値が担保された>>続きを読む

学校の怪談 呪いの言霊(2014年製作の映画)

2.0

学校の怪談シリーズの最新作。
旧シリーズと違うのは、学校の呪いに触れてしまうのが、小学生ではなく東京女子流であるという点だ。雰囲気としても『新耳袋』や『本当にあった怖い話』のような、ティーンズアイドル
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