🖋主役の山崎賢人や広瀬すずを初めとしたキャストの演技が本当に「四月は君の嘘」のキャラクターに成りきっていてクオリティが高かった。有馬公生のガラコンサートでの演奏シーンや宮園かをりが病院で倒れるシーンなどの感情がピークに高まる場面での演技はアニメにも負けず劣らずだった。
ただ、映画の尺だとどうしても内容が十分に描くことが出来ずに説明不足になってしまっている。
アニメだと有馬公生の幼少期の辛い体験がしっかりと描かれているから音が聞こえない問題を乗り越える場面が感動的になっている。しかし、映画では過去回想やピアノが弾けない有馬公生の描写が少ないため呆気なく感じてしまう。
映画向けに多少の改編をしてよく纏まっていたために余計に残念に感じるし、特に印象に残らない作品になっている。
