MiYA

四月は君の嘘のMiYAのレビュー・感想・評価

四月は君の嘘(2016年製作の映画)
3.5
母親の死がきっかけでピアノが弾けなくなった天才少年が、ヒロインとの出会いにより、ピアノを弾くことの楽しさを思い出していく。悪くないストーリーです。でも途中から典型的なメロドラマに落ちてしまって、「またこのパターンかよ」といったんは興味を失ってしまいました。

一方、ヒロインの広瀬すずの(文字通り)マンガから飛び出してきたかような、わざとらしく突飛な行動に辟易するのですが、実はこれ自体が終盤の展開につながる伏線。ベタというか完全なお約束といってもよい、ラストシーンの手紙も、その伏線ゆえに(不覚にも)グッときてしまいました。

主役2人の親友役(中川大志と石井杏奈)のキャラも良く、全体的には好感の持てる作品。量産される漫画原作のチープな日本映画に中では光るものがあったように思います。
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