最初のアクションはとても良かった。
最後のアクションはちょっと物足りなかった。
(もっとケチョンケチョンにしてほしかった)
絶賛しているみなさんの意見に基本的には賛成なのだが、
「巨悪」というから企業ぐるみの不正とか国家レベルの犯罪かと思ったら、
財閥のボンボンが、賃金不払いの労働者に殴り合いをさせて嘲ったことが招いたものだった。
もちろん、だから許されるわけではないし、より観る側の共感を呼ぶのかもしれないが。
このあたり、財閥の影響力が強い韓国ではより怒りを感じさせるのかもしれない。
家長制度が根強いから、「子供の前で父親が侮辱される」というのは、死ぬよりも辛い屈辱、という見方もあるのだろう。
「国際市場で逢いましょう」で見かけたみなさんが、
主人公やその上司役で好演してらっしゃったのがよかった。
ほかの刑事たちもキャラが立っていただけに、もう少し暴れてほしかった。
「警察やマスコミが買収されているのは当たり前」
そう思われるのが当然の国にならないよう、襟を正さねば。