eikotomizawa

レストレポ前哨基地 PART.2のeikotomizawaのレビュー・感想・評価

4.6
再鑑賞。自分の判断ひとつで命のやり取りを行うことになる。二度目も様々な感想が矢継ぎ早に飛び出てくるが待ってはくれない。以前救命医療のドキュメンタリを観たときと似た感情にも度々重なるが、自分の命すら担保なく、彼らのドライブ感に酔いかける。しかし本人たちも自覚があるからこそ所在なさげだ。

組織や文化、信仰の数だけアジェンダが存在する。残酷な駆け引きを否定することが明瞭な正しさであっても、それが機能し通用するかは別次元の話だ。
ましてや背負うものが自分の命だけでないとき、善悪の物差しは使い物にすらならない。
そしてそれは一生抱えていく。償いという言葉すら詭弁でしかない。抱えていくことしかできないのだ。
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