なぜその日だけをループし続けるのか。
自分のした行いを主人公とともに巡る作品。
この作品のポスターとタイトルに惹かれて観ることにしました。タイトルと内容にだいぶ違和感があります、、。想像していたものとは異なりましたが、想像以上の面白さでした。
冒頭は何がなんだかって感じで少々退屈さを感じてしまいましたが、中盤から引き込まれる感覚が強くなります。
正直、タイムループ作品得意じゃないんですが、この作品は少し特殊でした。場面が飛び飛びになっていて、まるでパズルのように並び替えるようになっています。
自己中心的なエドガー。
諦めてしまっている施設のみんな。
ループするごとに進んでいくストーリーに加え、主人公の感情の変化がより顕著になっていくところも面白かったです。
主人公となるエドガーの皮肉さたるや、、すごく苦手でした。ドリスとのやり取りでエドガーの変化ぶりにワクワクしたのに、、。
罪を認めることを強いる施設。死後はこんな世界なのだろうか、と思いました。死とこの施設の間に宗教を介在させず、ある種、人間が考える罪人の死後を表現している感じがして、楽しめました。
エドガーはこの施設のしくみを知ることになる最後。もし彼がこの施設を抜け出す日が来ても、彼の傲慢さは一生つきまといそう。