りら

残酷で異常のりらのネタバレレビュー・内容・結末

残酷で異常(2014年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

これは精神的に追い詰められる怖さです。私の肝性脳症時を思い出します。妻を殺したと言われ、しかも自分ももう死んでいると言われ、場面がいきなり変わって見知らぬ場に。何度も妻を殺す前の地点にループします。そして同じ罪を犯した者が告白し合い懺悔する建物に何度も戻ります。
ドアからドアへ、懺悔の場か自分の殺害現場の世界か、どちらかを行ったり来たり。そのループから抜け出そうとする主人公の話です。
ラストがよかったです。
人間、自分の心が納得し、受け入れられれば、少なくともその人の心は平安を得ることができるのかなって思いました。
りら

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