キャストが豪華。
中でもイイ味出してたのはクリストフヴァルツ。さすが、キャラはまりすぎです。
いつものハリウッド映画なら茶化しの脇役扱いされそうな片言アジア人がヒロインという新鮮さ。
展開が目まぐるしく変わって、序盤と終盤の差が大きく感じられる。
序盤のまさかの裏切り、小人化のプロセスのワクワクする描写、小人コミュニティの生活風景など、見所がたくさん。
若干のコメディ色もちょうどいい。
小人と普通のサイズの人間が同時出演や、巨大な虫や猫に襲われる恐怖シーンみたいなシーンは意外にも全くなく、小道具もミニチュア感がなくそのままダウンサイズしただけなので、見ているうちに彼らが小人であることをよく忘れる。しかしそれもまた味が出てたと思う。
おそらく小人になったら喉の体積変わるから声がメッチャ高音になるんじゃないのとか、表面張力の関係で水飲みや雨粒が致命傷になりそうとか、体の質量や体積と表面積の関係で熱の保持や寿命がヤバくなったり体の挙動のバランスがおかしくなったりするんじゃないのとか、色々と物理的な疑問が出てくるのだが、まぁそこを真面目に考えると成り立たなくなるし、ストーリーの軸はヒューマンドラマなので別にいいか。
