このレビューはネタバレを含みます
「体が小さくなる」という設定で冒険譚を期待するのはドラえもんやジブリの影響だろうか。
ほんでこの主人公、小さいのは体だけではない。流されやすいところとか、ニュースで見ただけの有名人に会ってテンション上がるところとか、まさに小市民。
物語のスケールは後半にかけて広がっていくが、主軸は挫折まみれの男の再起の物語だと、最後の最後でジャンルがはっきりする。
大きい人と小さい人の間のみならず、小さい人同士でも分断が生ずるところとか、何にでも商機を見出す半グレとか、閉鎖的な北欧のコミュニティがカルト化するとか、後半にネガティブな感想を抱くシーンがある。そこに置いてけぼりを感じる人の気持ちも分かるが、私はこの作品好きです。社会がどうあろうと、平凡でも自分の人生を生きるって素晴らしいことですし。
※カルトに関してはミッドサマーで植え付けられた偏見です