イギリスの超有名ボーカルグループTAKE THATのライブシネマ。
ギリギリまでスコアレスにするか悩んだからこのスコアはあんまり気にせんといてもろて。
というのもほんまにライブ映像に終始するっていうか、開演前の会場から丸々収録されてる映像やねんな。映像効果とかも特別追加されてる感じも見受けられず、まさに映画館でライブを体感する為の一本や。

そもそも俺はこのグループについてそこまで詳しくないし知ってるのもgreatest dayなど数曲。filmarksというこの場においては「キングスマン」の主題歌get ready for itなんかは意識せず耳にしてる人が多い筈や。(MVもキングスマン仕様やから是非見てみてほしい)
近所では1日1回1週間限定上映ってのもあって頑張って都合合わせて観るべきなんやろかと二の足踏んでたんやけど、結論から言えば杞憂であり最高やったと書いとこうやないか。

開演前から多くのダンサーやパフォーマーがステージや客席を闊歩して物語の世界観へと導入していく、メンバーが衣装変え等で去ってる間も壮大なセットチェンジやパフォーマンスで飽きさせることなく綴られていく物語。ライブというよりはショーっちゅー表現の方が適切なステージやった。
かつてロビーウィリアムズも在籍していたデビュー当時の「アイドル」時代から相当に紆余曲折あったものの、頗るええ歳の取り方をした現メンバーの3人はほんまに楽しそうに歌やダンスを披露してて画的な多幸感が尋常やなかった。

この公演がライブシネマとして劇場公開されるという前提の元行われたってこともあり、バックステージやステージ上でのMCでもその事を語ってたから(字幕が一切無かったから全ては理解出来てへんのやけど)悩んだ末スコアをつけることにしたわけや。

TAKE THATに興味が薄くとも、舞台やショーの類が好きな人にはこの色鮮やかな物語、文句無しにおすすめや工藤。

素晴らしいライブでした。

テイクザットの曲は数曲うろ覚え程度の知識で、予告が良さげだったので見てみたら大正解。
がっつりファンになりました。

曲によってステージのギミックが違いすぎて全く別の会場に見えたり、流石のダンスと歌唱力だったり、メンバーはもちろんのことパフォーマー達の腕も素晴らしく、最初から最後まで楽しめます。

一週間限定上映なのが本当に残念ですが、ディスク化されるならいろんな人に見せて回りたい作品。

90年代に活躍したアイドルグループが再結成することが多いが、このバンドは再結成したあたりから本領発揮している数少ないバンドかもしれないと思っている。

テイクザットは当初５人グループから脱退と参加を繰り返し（新メンバーを入れるのではなく結成５人のなかで脱退を繰り返す）現在３人で活躍している。
３人編成になった当初は物足りなさを感じたファンも多いが、、
この３人が非常にバランスが取れており、とてもいい関係性になっている。

そんな中、このツアーの完成度には新参ファンはもちろん、古参ファンもうなるものにしないといけないプレッシャーもあるなかで、とてもいい意味で裏切ってくれた。

スタッフ総動員で賑やかなライブというよりかは、演出やダンス、そして本来の強みである歌で構成しており、過去のライブと比べたらスケールが劣ることなく仕上がっている。

隠れた名曲が多いのでボーイズバンドを通ってこなかった人こそ聞いてほしい。
バラードもポップな曲もトントンと流れて長い時間でも飽きずに見られるのも素晴らしい。

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