トンベリ

デビルズ・メタルのトンベリのレビュー・感想・評価

デビルズ・メタル(2015年製作の映画)
4.0
「たった一章聴いただけで”こ『メタルを食らえッ!!』



田舎町に引っ越してきた冴えないバンド少年のブロディが、仲間を見つけバンドを組み、禁断の楽譜を演奏し悪魔を召喚してしまう、って話。


始まりからコミカルでセンスが光る登場人物紹介で「あっもうコレ面白いやつだ」ってなる。
主人公のブロディがまた絶妙にイケてない、かといってダサくもない、絶妙なバランスで凄く良いんです笑

わー面白いなーコレって観てたら勢いが良かったのはどうやら最初の10分だけで、その後失速したかと思えばそのまま最後までそのテンポ。
ちょっと残念に感じちゃったけど、それでも面白い。好き。


召喚した悪魔が、バンドメンバー以外の人達に憑依して襲い掛かってくる。はい、ぶっちゃけるとゾンビものですw
悪魔の造形が皆目の部分がなくて、何かのデスメタルのCDのジャケットのような感じ。

ゴア描写も正直頑張ってると思う。普通に臓物飛び出たり、全く手抜きを感じられない。血糊も惜しまず大放出。先生は放出しすぎ。

オチがちょっと弱めだけど、全体的になかなか面白い1本です。


熱心なクリスチャンである祖父の寝室にあった「礼拝用」と書かれた箱から出てきたのがアダルトグッズで、しかもそれをそのまま武器にするところと、いじめっ子が、悪魔に憑依されてないのに2秒で殺されてしまうシーンがお気に入り。

あと、バンド仲間の1人がWobble Bassのトラックを流したらブーイングを喰らうシーン。
生演奏 VS DTMはどの国でもあるんだなぁとしみじみしました。
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