未知のウイルスが蔓延して死者が蘇り生者を襲う事態が発生。蘇生死者"リ・アン"を再殺"リ・キル"する精鋭部隊が結成され事態収束を図るのだが…。アメリカ製のホラーアクション。
単に部隊の活躍を描くのではなく、警察２４時みたいな密着型のドキュメンタリー風に描かれています。確かに臨場感はあるが、視点がバラつくので観難く、画面酔いするで賛否あると思います。テレビCMを挟んだりの構成は「スターシップトゥルーパーズ」のような雰囲気ですね。
スコット・アドキンスさん目当てで観ましたが、アドキンスさんは主演ではなく隊員の１人という位置付け。扱いも悪く彼ならではの格闘アクションもなく、何故に彼を起用したのか分からない…。というかこの映画は隊員全体にスポットを当てているため、誰が主演かよく分からない。
素早いゾンビと集団では押し寄せて来る感じは恐かったですね。アクション的に派手さは無いけど、常に劣勢的な悲壮感漂う感じは良かったと思います。荒々しさと臨場感を出す為の意図的な演出は分かりますが、映像の難さが無ければもっと良くなっていたと思います。
隊員のエピソードなんかも入れてますが、基本的には精鋭部隊がただゾンビと戦うだけのストーリーなので目新しさはないです。
ただ対ゾンビのＢ級アクションとしてはまあまあ楽しめた作品でした。
