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あのひとの作品紹介

あのひとのあらすじ

文豪・織田作之助が書いたとされる幻の脚本を映画化。 これまで日本映画史を彩る数々の傑作のプロデューサーを務めてきた山本一郎の長編監督デビュー作。

あのひとの監督

山本一郎

原題
製作年
2014年
製作国
日本
上映時間
87分

『あのひと』に投稿された感想・評価

観る前は何だか『夢みるように眠りたい』のような映画かなと思いつつ、観た後に『夢みる〜』を全く覚えていないことが分かったので比較が出来ないながら、自主制作映画としてはかなり良い作品でした。

まずは冒頭から出てくる自転車に乗ったIMARU似の女の子が話すちょっとデフォルメされた関西弁の耳触りがとてもとても良い。大抵、そういう関西弁はイラッとするけど、この映画のそれは大成功。普段ならヘドが出るくらい嫌いな、いかにも演劇な俳優さんたちの演技もこの映画にはハマっていた。

「泡はカニにまかせておけ」や「「寂しい」なんてのは大人のための言葉や」など、織田作之助の戯曲をそのまんま変えずに使ったという台詞も印象的。

CMなどで使用される最新式モノクロ専用デジタルカメラで撮られた初めての長編映画ということで、白と黒の対比がシャープで、名画座で観るモノクロとはまた別の美しさがあった。

こういうミニシアターにばっちりな小品に対して「寝た」とか「退屈」なんていう感想を残す人らはどうしてイオンのシネコンに行かないのかな。そういう人向けの映画ばっかりやっているのに。
dn
1.0
まずなんで昭和がずっと続いていてなおかつ戦時中の設定???
織田作之助の未発表の脚本だったというけれど、彼の作風からそんなSF的な設定はまずしないだろうし、そのせいで何を伝えたかったのかまったく理解できない。

警察官がタブレット持ち、炊飯器は電気ジャー、登場人物の服装は現代。
もうそこが気になって気になってしょうがない。

あと、織田作之助=昭和の大阪の暮らしだから関西弁なのはわかるけど標準語を話すキャラクターも多数だから更に混乱する。

昭和の慎ましい暮らしをしている人間が急に現代の街を経て駅のシーンになるのも意味不明。
駅舎は昭和の建物風だけど自販機あるし。

駅舎で駅員をやってる女の子は常に切符切りのハサミをカチカチさせていて、その子が弟の髪をハサミで切っているっていう何かの暗示のようなシーンもあったけどとってつけたようにしか見えない。

おそらく織田の作品的にはあのひとというのはそれぞれの登場人物が思い慕うあのひとがいて、それの群像劇なんだろうけどこれらの意味不明な演出のせいで台無し。

最後に監督の挨拶があって質疑応答のコーナーでこれら演出の狙いを話してたけど映像からは汲み取れないし、聞いても???状態。
あと、大晦日直近の冬の設定なのに虫の音が聞こえたり役者以外は半袖だったりで映画をバカにしているようにしか見えなかった…

ていうかそもそも監督自身の言葉で解説する映画って前代未聞だしやっちゃダメでしょ!!

父娘のシーンや長回しカット、光の演出から小津映画のファンなんだろうなっていうのは感じたけどこれだけダメダメだと小津監督にも失礼だと思う…

田畑智子もよく出演オッケーしたな…
とにかくひどかった。

ラストの撮影所の入り口を見せながら登場人物全員が消えていくのは蒲田行進曲リスペクト?

監督の日本映画趣味を存分に入れましたって感じで言っちゃ悪いけど自分の悦のために作った映画なのかな…という感想。
公開時観られなかった作品をイベント上映で鑑賞。
なんだかよくわからない映画、といえばそれまでだけど、戦前の映画はわりとこんな感じかあった気がする。
幻の脚本を現代で映像化するなら、このちょっとシュールな世界観が正解だったのかも。
不思議と心のどこかに引っかかるものはあった。