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ミモザの島に消えた母の817のレビュー・感想・評価

ミモザの島に消えた母(2015年製作の映画)
3.9
アントワンを見て、家族間だからこそ話しづらい事、聞きにくい事あるよね‥40歳超えてるからこそ苦しんでいるんだろうな‥なんて思っていた。

父へ逐一報告する祖母と、その息子である父へ、うっすら嫌悪感を感じていたが、結局はアントワンが感じる違和感が正しかったのだ。

とはいえ、加害者といえる人はすでに亡くなり、やり場のない怒りがあるかと思ったが、最後のダンスからのシーンでこれで良かったんだねと思えたから不思議である。

『サラの鍵』しかり、心理描写が秀逸な作家。
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