ミモザの島に消えた母の作品情報・感想・評価

「ミモザの島に消えた母」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

母はあの日、何を見たのか?
愛が狂わせた、切なき宿命。

何となくサスペンス感を味わえるかなと鑑賞。
あるにはあるけど、それ以上に家族のテーマという印象が強かった。

真実を求める者と、それをひた隠しにする者。
それぞれが演じる「秘密」への対峙、とてもリアリティがあって悪くはなかった。

終わってみれば意外性こそ弱いけど、日本の推理小説にありそうなパターンは好き。
MA

MAの感想・評価

3.3
メラニー・ロランが出ているということで鑑賞。
どうもフランスの男は女々しくて共感できなくて、あまり入ってこなかった。
最後のシーンはよかったけど。
メラニーロラン出演というだけでストーリーを知らずに見た

フランス映画ということで勝手にハードルを上げてしまったかも

テーマに比べて語り口、脚本、キャラクターの掘り下げ、編集がバタついている印象

舞台設定、役者も決して悪くないのにもったいない作品

メガネ女子、妹キャラのメラニーロランを堪能

出演作鑑賞6本めにして声が魅力的じゃないことに気がついた

嫌いになったわけじゃないけど
chokohana

chokohanaの感想・評価

3.5
干潮の時だけ本土につながる道がある島。すてき。
家族なのに。最後まで隠し通すつもりだったんだな、ひどいな。
ビデオに収められた母の照れたような笑顔が印象に残った。
母の死に関し真実を追い求める主人公と
過去を封印しようとするがバラバラになってゆく家族。
解き明かされる真実には切なく美しいものが…
海辺で佇むお母さんが綺麗だったな。
pan

panの感想・評価

3.6
細い鎖のネックレスが団子になって絡まってたりするのを解くのが大好きなんだけど、この作品はその作業と似た面白さがあった。
『サラの鍵』と同じ作者か、なるほどな。
人物の表情が影になって見えないというような映し方とか、心がざわつくようなBGMの使い方とか、とにかく何もかもが私好みだったので、イコール一般受けしないという事かも。

10歳の時に母親が溺死した主人公は30年経ってもその事実から立ち直れないでいた。
家族の中では母の話はタブーとなっているが、主人公はカウンセリングに通いつつ、離婚や解雇などの苦難を受けつつも真実を追い求めてゆく。

終わりかと思ったらまだ先があって、ここが終着点だったのかと思ったらまだあって、エンドロールが出るまで気が抜けなかった。
2時間ない作品だと思うけどすごく凝縮されていて、最後は主人公と共に呪縛から解放されたように気分が晴れた。
良い映画(for me)
秘密を抱えて生きるなんて辛いでしょう。

一度秘密にしてしまったら、それを表に出すのが難しい。
それはもう、だしてはいけないものになってしまう。

釈然としないアントワーヌが仕事を解雇されても追い続けた真実。それは悲しいけれど、手に入れたことで一歩踏み出せる勇気にかわる。

駄目男に見える主人公が自信を取り戻す姿が丁寧に描かれる。
Miko

Mikoの感想・評価

3.5
家族という関係性は難しくて、儚い。

タイトルが語呂が良くて、また雰囲気があって観てしまった作品。

30年前に亡くなった母の死の真相を息子が探るというミステリー。
ジャケがメラニー・ロランさんなんだけど、主人公は彼女ではない。
けど、静かな島にメラニー・ロランさんが佇むだけで素敵。

真相はとにかく切ない。
信じていたものが崩れる瞬間を見た感じ。

大人になるときちんと話が出来なかったり、誤魔化したり、意固地になったりする。
けど、この家族みたいにはなっちゃいけない。
家族を裏切ってはいけない。
……でも、家族それぞれの気持ちがわかる分、難しさがひしひしと伝わってくる。

ミステリーに粗さはあるけれど、大切なものはなにかを教えてくれる。

ラストのメラニー・ロランさん演じるアントワーヌが兄アガットを訪問するシーンは泣けた。

好きです。

ストーリー : ★★★☆☆
映像 : ★★★★☆
設定 : ★★★★☆
キャスト: ★★★☆☆
メッセージ性 : ★★★☆☆
感情移入・共感 : ☆☆☆☆☆

cc/母は、あの日、何を見たのか?
けーな

けーなの感想・評価

3.7
タイトルのミモザの島とは、フランスのノワールムティエ島のことで、ミモザが咲くことで有名なことから、この別名を持つ。今作は、この島が舞台のミステリー。ミステリーというか、家族の過去を探るヒューマンドラマと言ってもよい。

そして、このノワールムティエ島は、1日に2回、干潮の時に、1時間半だけフランス本土と繋がる海の中を走る道があり、その道は、「パサージュ・デュ・ゴワ」と呼ばれている。今作は、そのパサージュドゥゴアが、鍵となる話。映画の前半は、話の本筋が見えて来ないため、主人公が冴えない男に思えてしまうし、会話下手な家族にイラッと来そうになるが、話が進むにつれ、この家族の過去が分かってきて、なかなか面白かった。最終的に、驚く展開だが、家族、それぞれの立場を考えてみると、それぞれの気持ちも分かる気がして、なんとも切なかった。
bopapa

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3.4
2018年 52本目

フランス映画苦手なんだけどね〜、これはかなり好きな展開。出てる女優さんが妹さんも元妻も恋人も娘さんも家政婦さんの若い頃もみーんなお綺麗です。ミステリーとしても若い頃に亡くなった母の謎が少しずつ紐解かれていき、楽しめる秀作。


フランスのベン・アフレックみたいな感じの主人公ですが、この男がセラピー受けてるのに改善しないわ、旅行中に無理な追い越しして事故るわ、母の謎を追いかけ過ぎて仕事疎かになるわと、なかなかの駄目野郎ぷりを発揮してますが、周りの支える女性達が皆優しいので救われてますよね。

あと、物語の重要な鍵を握る島、ノワールムティエ島へと渡る道路が「干潮の時にだけ渡れる道路」らしく、実際に4.5kmの道路は満潮になると海の中に沈むらしい。むちゃくちゃだなフランス。

30年も前の謎にいきなり固執しまくる展開には多少の強引さは感じましたが、その先の描かれ方が丁寧でしたので、最後まで本当に面白く観る事が出来ました。
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