アマンダ・セイフライド演じるライターがシャーリー・マクレーン演じる孤独な老人から訃報の記事を書いてくれと頼まれるヒューマンドラマ。
「一日一日を大事に生きなさい」的なよくあるテーマに予定調和な展開、キンクスというチョイスは少し珍しいもののクラシックロックメインの保守的な選曲と非常にオードドックスな作品ですがキャリアウーマンがまだ珍しかったと思われる頃から「戦ってきた」と思われるシャーリーのキャラは一見癖が強く孤立しがちな印象ですが、彼女にとって圧倒的に不利だった時代の犠牲者とも捉えられることで嫌な感じはせず、そんな老人から「失敗があなたを作る」をはじめとするメッセージには説得力が有りました。
上記の二人に加え黒人の少女というチョイスも安直な感じがしなくもないですが世代も人種も超えた人々のロードムービー的要素は結構好きなので少し得点多めです。