裕福な老婦人ハリエット、ひとり暮らしで、なんでも思い通りにしないと気が済まない性格。
自分の死亡記事を書いてもらうことを思いつく。担当になった女性記者アンは、なんとか彼女のいいところをさがそうとするが…
イヤなばあさん、イヤな仕事、と思っていたアンが、ハリエットの本当の姿に気づく。自分が苦労して成功したからこそ、努力をしないことを認めない。植木屋さん、メイドさん、美容師さん…彼女が文句を言ったのはベテランだけど努力が足りない人たち。
ハリエットは、やりたいことがあるのに、自分をごまかして仕事しているアンにも容赦ない。
アンは…不幸になるのが怖くて、恋にも仕事にも、人と関わることにも臆病だった。「倒れなさい！失敗は人を強くする、賢くする！」
ハリエットのこのことばがアンを変えました。
演じたアマンダ・セイフライドの表情は、前半ずっと眉間にしわ寄せてましたが…後半は笑顔が咲いてました。
ハリエットを演じたシャリー・マクレーン、DJをしながらレコードの音にからだを揺らして、とても楽しそうに…このシーンがとても好きです！好きなことは、その人を輝かせる、まさにそんな瞬間。朝のDJ彼女のあいさつは…ナイスディじゃなくて、自分らしい意味のある一日をおくって下さい。励まされます。
面倒をみることになった黒人少女とつるんで、スラングをポンポン話すところもいい。
この３人は、本当の家族よりも固い繋がりができたようでした。
アンはハリエットの死亡記事を書き終え…自分の死亡記事を書いて、新しい世界に旅立つ…
そんなラストも最高でした。
映画館のお客さん、エンドロールが終わるまで誰ひとり立ちませんでした。
本当によかった！
他の方たちと、気持ち共有できたようで、うれしかったです♡
