このレビューはネタバレを含みます
No.168
ポスターとあらすじ読んで脱出メインのハラハラドキドキ映画かなと思ったが犯人の描写は全くなく拍子抜け。サイコ映画好きすぎて脳おかしくなってる。
ただスーパー子役ジェイコブ・トレンブレイ筆頭に素晴らしい演技と脚本で2時間があっという間だった。
自立、依存、乖離、葛藤、それぞれの登場人物に苦悩があり到底登れそうもない壁がある。後半、ジャックの表情が豊かになるにつれて少しずつ蒸発されていく落ち着いた終わり方はとても良かった。
『へや』と『外の世界』両方を知るジャックにとって本当に外の世界へ行くことは価値あることなのか?
最後の殻になった『へや』を見てジャックは狭いと感じる。それは世界を知ったから。5年間過ごした『へや』の友達にバイバイと別れの言葉を告げジャックが少しずつ前に歩んでることを知った時涙腺を突かれた。
ジェイコブ君のモノローグ良い!ワンダーの時もそうだった!