堀江達矢

ルームの堀江達矢のレビュー・感想・評価

ルーム(2015年製作の映画)
3.6
クライマックスと想像していたシーンが中盤で出てくる😳

最初の監禁時の生活が細かく書かれていて
後の話に重みが出てくる😭

保護してくれてた女性警官が有能すぎ!
あそこで丁寧にジャックの話を聞き出してくれてなかったら母親は助からなかっただろう。

こういうシーンでの女性ってすごく安心してしまう。

ドクターの特徴が犯人と似ててなんか怖かった😅笑

監禁から助かった後が描かれているのが斬新。

そうよねー、助かったからと言って普通の生活には戻れないよね。
7年離れていた家族は状況が変わっているし
親も子供を連れて助けられた娘とどう接していいか最初は戸惑う。そんなところが丁寧に描かれていてよかった。
お父さんは犯人との間に産まれた孫の存在を受け入れられなかった。でもそれも仕方ないかもしれないと思った。
母親が言ってたけど
壊されたという意味ではみんな被害者。

これがノンフィクションなのが本当に心がグッ!ってなる

生まれてからずっと部屋の世界しか知らなかった子供がどんどん世界が広がっていくのが微笑ましかった。
最後に部屋に戻って
狭くなった?って、その感覚がすごくリアルなんだろうなー
子供にとっては大好きなママがずっと近くにいるあの環境はそこまで悪いもという感覚がなかったんだろうな、それ以外知らないし合わせ感度って環境によるんだなー
子供の想像力が素晴らしい。

ノンフィクション(完全ではない)らしく最後はこれからも続くって感じで終わるけど
あのままジャックがどう成長していくかも見たかった。

七年間耐えたママの忍耐力、精神力に脱帽です。

全体通して普通に良い映画でした。
堀江達矢

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