NOIR

ルームのNOIRのネタバレレビュー・内容・結末

ルーム(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

監禁からの脱出劇を描いた映画と思いきや、その後がメイン。助かった!良かった!ではなく、そこからの家族の苦悩、複雑な心境をリアルに描いていて、7年の重さを感じさせられた。助かったはずなのに、苦しい、そんな気持ちを抱えながら、傷つけ合いながら、それでも寄り添い、少しづつ歩み寄って、家族としての日常を取り戻していく映画。最後の、因縁のroomに戻り、シンクに、ベッドに椅子に、天窓に、さよならを告げていくシーンは、あのroomとの決別の象徴。暗くて重くて、痛いテーマだったけれど、見てよかった。
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