このレビューはネタバレを含みます
監禁2年目に子どもを産み、親子で5年、計7年を密室で監禁生活を送り、子どもが5才になり逃げ出すところから話は始まる
この映画は逃げ出した後がメインで親と子の、特に親の苦悩が描かれた作品のように思う
失われた7年、子どもを産んだときに手放さなかったことで普通に育てられなかった負い目、なんで私だけが、耐えられない、壊れていく心
子どもは外の世界を知らない
5年間密室で育ち、目に映るものすべてが本物かわからない、不安と恐怖。
あのルームに帰りたい。
母とふたりきりだったあの部屋に
そんなふたりが互いに少しづつ今の生活に慣れていって、ラストシーン
最後にあのルームへ向かう
そして向き合う