このレビューはネタバレを含みます
子供の可愛さやナレーション等で重苦しい雰囲気は無いけどめちゃくちゃ重い話。
実際に起きた事件が元になっている。
7年も監禁されていたのにジャックをまともに育てたお母さんはすごい。本当に頑張った。
警察もよく見つけたなと思う。
外に出られたから終わり
ではなく、終わってからが始まり。
外に出られてもなお“へや”に戻りたがるジャック
母親からしたら戻りたくもないし嫌な記憶を思い出す場所だが、子供からすると5歳までの記憶全てがへやの中での出来事なのだから、今まで住んでいた我が家という感覚なんだろうな。とハッとさせられる。
事件は解決したけれど、被害に遭った本人がすぐに元通りになれる訳がない。
子供に強く当たってしまったり優しくできない自分に苛々したり。
母親と子供の感情が分かりやすく描写されており色々と複雑な気持ちになった。
ラストはへやにも別れを告げ本当に終わった感じがして良かった。