X(Twitter)で流れてきて気になっていたら、たまたまAbemaで発見したんで夜な夜な鑑賞。
ちょっと、そこのあなた。
これ掘り出し物なのよ。
と教えたくなっちゃう素敵な作品でした。
"実話に基づく物語"と冒頭から説明あり。
期待高まりながら観ていくと、どうやらドラッグ中毒の路上ミュージシャンが猫に出逢ってから運がついてくる話らしい。
生きるって大変だよね。
路上ミュージシャンのスターダムにのし上がる話と思いきや、人生のやり直しって感じでしたね。
主人公ジェームスのジャンキー具合が結構リアルで、猫ののほほん和むサイドとの対比がエグい。
ストリート仲間が自分のあげた金でドラッグ買ってぶっ倒れて亡くなったり、更生のために断薬して頭おかしくなったり、描写が怖かった。
イギリスではあるあるなのかな?
突然居座った野良猫ボブだったが、スティーブの肩に乗って一緒に歩いたり、ギターの上に乗ったり、バスに乗ったり、普通の猫ではありえないレベルで懐いてるの見てると、誰だって憧れちゃうのよ。
幸せを運んできたボブの存在って、自分の弱さに打ち勝つために必要不可欠だったわけ。支えだよね。
これこそ人生を変えた出逢い!
奇跡、乾杯!
ケースワーカーさんって、あんなに親身なんかな?
彼が住まいを与えられた背景とかはサラッとしていましたね。
日本だと生活保護の制度はあるからまた違うかもなー。
この猫めっちゃ演技派やなーと思っていたら、なんと本物のボブやないの!!!
役者猫なんて、すげぇわ。
終わってみると、心が暖かくなる素敵な話でしたね〜。
イギリス映画ということもあり、キャストが日本ではあまり馴染みのない方ばかり。
(少なくとも私は一人も知らなかった)
こういう作品こそ面白かったりするんだよね。
自分も絶賛求職中で、人生リスタートのところだから、大変響いた!良作でした!