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ボブという名の猫 幸せのハイタッチのTNのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

野良猫との出会いで人生が変わった依存症患者の物語

実話ベースなためか、「笑わせてやろう」「泣かせてやろう」といった製作サイドの思惑のようなものを押し出したシーンがほぼ目立たず、淡々と時間が流れていく
悪くいうと、大きな感情の動きがないものの、だからといって大きな飽きが来るでもなく、まるでもう一匹の猫になって、一人とその相棒の物語を眺めているような気持ちになる
父親がジェームズとボブをさして「息子と孫」という台詞があるが、丁度そんな感じの気分

少し周囲の人達が甲斐甲斐しく世話を焼きすぎる気もしたが、実話ベースのお話と言うことを勘案すると、それだけジェームズが周囲の人間にも感謝しているからと思える
挿入歌もその歌声も心地よく、鑑賞するだけで小さな幸せを感じられそうな良作
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