ドック隊長

マダム・フローレンス! 夢見るふたりのドック隊長のレビュー・感想・評価

3.8
カーネギーホールでリサイタルまで開いた「音痴の歌姫」の物語。

全体的に、小綺麗にまとまっている感じがあったが、同じ題材で先行上映された「偉大なるマグリット」の方が、大胆なオンチっぷりがチャーミングに感じた(ただ「マグリット」はラストへの伏線が不気味な作品だったけど)。

同じ題材なので、つい比べてしまうのは仕方がないが、「夜の女王のアリア」以外が、すべて英語の歌だったのが気になったのと、「なぜ、こんなにオンチな彼女が、みんなに愛されたのか」に関しての答えが未消化な印象が残った。
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