①家の売買をする老夫婦とその若き頃のエピソード
②飼い犬の入院
③マンハッタンとブルックリンを結ぶ橋で起きたテロ（に勝手に仕立て上げられた）事件
この3つを丁寧に繋げることで、NYの地理、電話が掛かってくる緊張感、出演者がどういう人柄なのかがよく伝わった。そして何より個人的にNYは海外の中で一番多く訪れたことのある街で思い入れがあり、自身も家を買ったことがあるので、加点されてる。
モーガンフリーマンがワガママ！という意見もあるようだけど、家の売買って人生でそんなに経験することじゃなく、かなりの時間を費やすスペースを決める事なのに不動産屋は毎日の仕事だからサクサクと進めていくので、やってる最中はなんだか地に足がつかないような他人事のような気持ちになるんですよ。だからモーガンおじいちゃんの決断は、まあ不動産屋さんからしたら「おいっ」だけど、ちゃんと自分達を取り戻して後戻りできるタイミングで言ったのは偉いと思う。
そしてニューヨークの住環境って日本に比べるとかなり厳しい（高い割に狭かったり、治安悪かったり、汚かったり）ので、あの住み慣れた日当たりの良い部屋に比べるとエレベーターないにしても決断できないよなぁと思った。
子供ができずに悩む妻に「僕が君の大きな赤ん坊だ」って言うシーンと、小さな女の子が絵を見て「眼鏡が好き」って言うシーンがじーーーーん。
クスっとキャスト
・姪で不動産屋はSATCのミランダ
・相手の不動産屋はグッドワイフのエリザベス・タシオニ
・内覧に来るやな感じの青タイツの女はoitnbのフィゲロア所長
